声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

唯一無二の存在

2018-09-17 02:22:23 | 最近の話題
“日本を代表する“名女優”と訃報を伝えるネットのニュースに書かれていたが


“女優”という言葉が
こんなに似合わない役者さんはいない…

と、以前から思っていた。


俳優というには、インパクトが弱すぎるようにも
思う。

そのくらい
“唯一無二”の存在だった。




「海よりも まだ深く」

「万引き家族」

どの作品も樹木希林さんでなければ、きっと

成立しない作品だったのでは?と思わせるほど、

セリフを感じさせず、どこまでも自然な演技が際立っていた。



映画だけじゃなくCMもだ…。


好きなCMは、

某住宅メーカーで

“孫娘にしか姿が見えない祖母”役を演じていた

希林さんの姿…。



何かの番組で、(徹子の部屋?)

早くから終活をされている事を

驚くほどサバサバとした顔で語っていらして、

やり残した事があるようには、思えなかったけれど…

あと10年くらいは、この世に居て貰いたかった…。


晩年の作品は、本当に

「希林さんが出ているから観てみよう」

と、思うことが多かった。


存在感のある名優が

また、この世を去った。

淋しい。




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一番怖いのは?

2018-09-13 16:42:28 | 絵日記


最近は、

やたらと、
子供の頃の記憶が鮮明に蘇ってくる。


保育園の先生のスカートの柄が空色地に
ヒマワリの柄だったこと…

オカザキ先生は背が高くて痩せてて、
笑うとエクボができた事…

一度、先生が泣いていた事もあったなぁ…。



母親との想い出も鮮明だ。

私は、昔から父親に対しては反抗的な娘だったが

母のことは大好きだった。

今でも母のことを、思い出さない日はない。


そこで、

6年前に他界した母との想い出を、少しずつ記録に残そうと思いついて

クリエイターアプリで描き、
どうせならと動画にしてみたのだが、


夫と長男から、

「何のことかわからない」
「オチがない」

と、コケおろされた。(~_~;)


別にYouTubeにする必要はないけれど

スマホの容量を軽くするにはupしておく方がいいかな…という程度の事だ。


ついでに言わせてもらうと、

「オチ」は作るもので、

日常の出来事にはオチなどないと私は思っている。


奈落の底にオチたことは何度もあるが、
笑えるようなオチはない。


だから、

私の動画にはオチはない…



ただ、描いていると

この歳になって、ようやく気づく事もある。


( あの頃の母は…どういうつもりで、
6歳の私に、あんなことを言ったのだろう…)


そう思うと、

なぜか急に、

母のことが愛おしくて、たまらなくなるのだ…

(T . T)



一番怖いのは?

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17年前のこと

2018-09-11 17:05:46 | Diary
あの頃の私は、生放送をやっていて

9.11の事件に、

( こんな辛いことはない )

と思った。

世の中には、予想だにできない事件が起こる事を
再認識したのも“あの悲惨な事件”だった。


( もう私には明るい話題はムリだ)

とも思った。

行方不明になった家族を探す人たちの話題を取り上げた時、

つい気が緩んで言葉を詰まらせてしまったのは、

10月で降板が決まっていたせいもあるが、

今思えば、

私はプロじゃなかったということだ。




遡れば95‘ 1.17の

阪神大震災の時にも

「こういう時の放送の仕事はつらい」と思った。

あの時は、収録番組だったので

前フリを「お悔やみとお見舞い」に差し替えたが、

とても、明るい話題など取り上げられないと思った。



7年前の3.11では、

大きな災害が起きると、

全ての文化的事業はストップするという事実を経験した。




台風や地震では、

どんなに備えても防げない事がある。



ただ、テロの場合は、

危機管理意識を常に持って行動する場合と

無防備に行動する場合とは、多少なりとも違うのではないか…

そう信じたい。


あれから17年、時が経つのは本当に早い。











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気分は自粛モード

2018-09-07 11:12:13 | Diary
大きな災害が起こると

当然のことだが、大っぴらに

“楽しい話”をすることも憚られる。


ましてや、

ここ一週間は、気持ちが沈み込むことが続いている。


必死に行方不明者の救助活動が続けられている中で、

娯楽番組を観る気にはならない。


普段、お笑い番組などで活躍しているアイドルやタレントさんたちも、

被災地の家族や知人友人を心配するツイッターや支援を呼びかけるSNSを拡散している…


タレントさんは大変だ、

ちょっとでも言葉が軽いとフォロワーから妙なツッコミが入ることもある。


発信したい気持ちはわかるが、
KYだと思われないように言葉を選ばなくてはならない。

黙っていると無関心だと思われるから発信するのだろうか?

無理に発信しなくてもいいのに…。



数日前からワイドショーで取り上げていた体操界のパワハラ、暴力問題も、

昨日の地震で、全て吹っ飛んだ感がある…


関係者は関心が移ってホッとしているかもしれないが、当事者たちにとっては大切な問題だ。



よいニュースがない中で、

エンジェルスの大谷選手のホームラン、

テニスの大阪なおみ選手の決勝進出の話題は、久々の明るい話題だ。


そういえば、

一番関心の低い“総裁選”の話題は…?


記者会見もやらず、出陣式も取りやめで

自粛モードですか…。






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天変地異に

2018-09-06 21:02:28 | Diary
「まさか、ハープが絡んでいるとか…」

と、呟いた私に

「実は、私もそう考えていたんです」

と答えた彼女は、私とほぼ同世代…


受講生と講師という関係だが、

講座の前の雑談は、

たまたま以前、私が住んでいた街の住民だという彼女は共通点も多くて

話が合う。


ハープ(HAARP)の話をふって、すぐに飛びついてくる人は、

そう多くないと思っていたが、

彼女は違った。


「この前の台風の進路も変だったし、今回もなんだか…」

と真剣な表情で話し始めた。


普通なら

「考えすぎでしょ?」

と笑われるのがオチだが、

私も、

このところの異常気象は、本当に自然災害と言えるのかと疑っている…。


雨の降りかたも、極端すぎて不自然に感じる。


それに加えて

北海道で震度7…



今回、ブラックアウトという言葉を初めて聞いたが、

北の防衛拠点である北海道は、

自衛隊の駐屯地の数も多い。


駐屯地は発電機があるから停電には即対応できるとは思うが、


問題は、そこではなく

災害出動で多くの人員が出払っている時に
もし、有事でもあれば、どうなるのだろう…と

考えてしまう。



本州から支援部隊が派遣されるらしいが、
それにしても、

今回の震度7は、想定外に違いない。

斜面崩壊の地域は広範囲で被害の全貌もよくわからない…。


なんだか日本列島に不穏な空気が漂い始めているようだ。


数日前に観た南海トラフをテーマに扱ったNHKスペシャルも、

今思えばタイムリーすぎる…

やはりプロパガンダか…


この先に何が起こるのかと考えると、

ますます眠れない。





















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“贅肉”が怖い

2018-09-03 09:55:30 | Diary
スポーツ界の著名な指導者の画像を観ながら思う…


現役時代は、ムダのない美しい筋肉を持っていた選手たちが、

年齢を経て、様々な役職を担い偉くなると

筋肉が贅肉に変わってしまう…。


それは、体型の問題だけではなく、心の問題も意味するのではないかと思う。(~_~;)


心に贅肉をつけると、
相手の気持ちを慮ったりすることが鈍くなる。


特に還暦を過ぎて人生が一巡すると
“心の贅肉”はぶ厚くなる。

これは体型には関係なく、誰にでもつき始めるもののようだ。


人生経験の豊富さが贅肉となって

若い頃は繊細だった心を図太くしてしまう…



人の死に対しても然り、

人の気持ちに対しても然り、


なぜか、人の怒りに対してだけは過剰に反応するが…

あらゆる心の機微に対して鈍感になってしまう。



一番問題なのは、

人生経験が“自信”となり、

若い人の話を聞く耳を持たず

“自分が一番正しい”と思い込んでしまうことだ。



また、

ありとあらゆる処世術を身につけているせいで、

「こういう時は、こうすればいいの」

というテンプレートもできあがっている。


但し、

今の時代は、そのテンプレートが通用しない場合もある。

情報のスピードが、それを阻む。
ゆっくり考えている時間がない。


一度出した言葉は、すぐに記録される。

「言葉を切り取られた」

と言ったところで、時すでに遅し。


それに、あがいて余計なことをすると墓穴を掘る事態になりかねない。


コミュニケーションは言葉だけではないのだから

録音を聞いただけでは、威圧感を与えたか否か、なんて判断できない。



先入観も手伝って、
“人のイメージ”は作られる。


本当は気さくで優しくて良い人なのかもしれないが、

いったん「怖い人」だと思われると、そのイメージは、
本人の意思に関わらず、勝手に作りあげられてしまう…

だからこそ、
言動に対しては、特に気をつかう必要がある。


若い人の気持ちを慮る事ができない時点で
指導者としてどうなんだろう…と思われてしまう。


本当は、そういう時が“身を引く時”なのかもしれない…。


“生涯現役”は理想だが、

それが通用しない業界もある…。


特に、自分の孫のような若い人を指導する仕事の場合はジェネレーションギャップを強く意識すべきだ。


2000年以降に生まれた若者は“さとり世代”と言われるだけあって、

少々のことでは物怖じしない。
団塊世代の18歳の時とは違って、“大人”だ。

マスメディアにも慣れている。

ましてや、
“長い物に巻かれろ”的な思考は、
今や過去のものになりつつあるようで、

彼らは、発信する術を知っている。


そのことに気づかない事が問題だと、
TVを見ていて感じる。


本当の意味での“老化”とは、気づかないこと。

心の贅肉がたっぷりついた状態…では仕方ない。

哀しいけれど…。



台風が心配です。














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