⇒ こちら 再掲
まとめ
アメリカではとうもろこしの73%が遺伝子操作された雑草耐性種 アルゼンチンでは 大豆の99%遺伝子操作された雑草耐性種
収穫量が上がるはずだったが 収穫量は上がらなかった。
最初は雑草が出なかった だが すぐに 耐性種の雑草が生まれた。そして農薬を大量に撒くことになった。
なにが起こっているか
農民の証言
土はカラカラになった。農家は合併したりしたが 農業を捨てるひとが増えた。みんな都会に出てゆく 小売店は閉店 小さな商売はどんどん倒産 もう小さな店は戻ってこないだろう。
農民たちは種にかけられた特許についての問題に気がつかなかった。
生産者からどれだけのちからを奪われたか...自分たちが持っていた以上の強大なちからをひとにぎりの企業にあたえてしまった。
どうしようもないんだ これをつづけてゆくしかないんだ
受け入れなくてはならない モンサントとデュポンの種子を買い続けなければならなくなった。
たったひとつかふたつの企業がすべての作物の種子を牛耳るなんて
無農薬で作物をつくろうとすると 農薬の緩衝地帯をつくらなければならないので多くの農地を失うことになる。
遺伝子組み換えダイスが大地を汚している。
遺伝子組み換え作物を栽培する前にわたしたちのところにきてください どんなものが残されるかを見てください。
一度 馬を納屋から出してしまえば もう元へ戻すことはできない。
ひとつの遺伝子組み換え作物を受け入れるなら 以前の作物はもうつくれなくなってしまうのです。
もし企業がそれを売ろうとしたら 彼らはあなたの権利などこれっぽちも考えていないことに気づいてください。
学校の先生の証言
学校は畑に囲まれている。子どもたちが皮膚病にかかった。アレルギーがひどくて学習することに障害が出ている。
残ったのは 栄養のない遺伝子組み換え作物 癌 難病 人間の尊厳は失われ 枯渇した大地
日本の現状は?
ヨーロッパの状況と比べると、日本の現状はかなり厳しい と言えます。消費者の反対が強いことから、日本で遺伝子組み換え作物の栽培をしている生産者はいませんが、環境省のカルタヘナ議定書関連サイトで検索すると、トウモロコシだけでも50種を超える遺伝子組み換え種の栽培が認可されていると出ます。
https://ch.biodic.go.jp/bch/OpenSearch.do
遺伝子組み換え食品を避けたい消費者としては、食品表示を頼りにしたいところですが、すでに多くのみなさんがご承知のように、現行の日本の表示は節穴だらけでまったく使いものになりません。
EUでは、原料のトレーサビリティに関する書類があることを前提に0,9%までは義務表示対象から外されていますが、日本の表示では5%まで対象外で、しかも5%までなら「遺伝子組み換えではありません」と表示してもいいことになっているのです。
EUでは植物油にも表示義務があるのに、日本にはそれがありません。EUで売られている日本の加工食品には、例えば、お醤油のビンに日本語の表示では「遺伝子組み換えではありません」という文字があっても、ヨーロッパの表示で「GMO soybeans(遺伝子組み換えダイズ)使用」という印刷してあるものも見つかります。これは表示制度の違いから起こるものです。日本政府の実施している表示では、遺伝子組み換え食品を避けることは不可能です。