国道4号線沿いにはほどよいレストランなどがありません。コンビニとガストが多い。
一時ちかくなったので 粟宮ちかくで ジョイフルという馴染みのうすいファミレスに入りました。
メニューはピザからステーキからどんぶりものから酒のつまみ スイーツまでなんでも....
店内は混み合っておりました。お味は可もなく不可もなく
要するに 簡便におなかを充たす場所です。
駐車場で 青いクラウンから刺青のおじさんが わたしの車を凝視していた....
この車にかえてから 中年男性の熱い視線を感じる.....いえ わたしにではなく
車にです。 このあいだ 20キロオーバーで 息子が覆面につかまったのも この車の
せいじゃないかと思っています。流れのなかで たった一台つかまえるのですからね。
加速は早い.....
どうせならと...岩船山にむかいました。なんと山頂まで今は車でいくことができます。
赤い山門がみどりに映えて目に沁みるようにうつくしかったです。
今 「文学と語りの会」で語る ”朱雀門”に取り組んでいるので なおのこと......
朱雀門は 心に語りかけるようにしみじみと語る...のではなく 朗々と語る朗詠の語りです。
......そして ふきのとうのあおさが ふと 長谷雄にきせつをおもわせ
みわたせば さみどりのきぬがさやまがやはらかになびく......
響きがきれいでしょう? ことばのひびき 情景のうつくしさ センテンスの長さ
想いだけでは ものがたりについてゆけない。構成力と技術も必要、むつかしい だからこそ
語り甲斐もある。
心理描写は硬い..... そこで 終盤にすこし 仕掛けをほどこしました。
........
夫が お休みどころの団子がたべたい...あそこのはうまいんだ...というので
まわってみました。おばあちゃんが所在なさそうに お店にすわって外を
眺めています。
どこからきたの......まぁ さいたまから 昔はさいたまからずいぶんお客さんがきてくれた
団子? すまないけど もうやっていないんだよ.... 時代がかわってしまって
みんな 車で のぼってゆくから 道は訊いても 団子は食べてくれくなった
しかたないよね ......何十年も ずーっと あんこを炊いて もちをつくって あたしが
つくってきたの 年? もう94歳なんですよ.....
おばあちゃん 淋しそうでした。
.......
時代は変わる いやおうなしに ほんとうにね 達者でね おばあちゃん ながいこと
ありがとう。