ひろの映画見たまま

映画にワクワク

サッド・ムービー

2006-11-15 17:31:28 | Weblog
英語題名だけど、韓国映画。それだけしゃれているってことか。


若い恋人たちの物語が三つ、母子の愛の物語が一つ。

それぞれ、別れの話だ。

例によって、別れは死でもありうる。

ちょっとどじで、なかなかプロポーズのできない消防士は、消防の現場で亡くなる。

母子は、母の病で、いままで、反抗的だった息子が、母のことを日記で知り、愛を取り戻すが、病であの世へ。

顔にやけどのあとがあり、聴覚障害の娘は、遊園地のキャラクターで、面をかぶって絵を描いている青年に恋をする。そして、勇気をふるって、自分のありのままの姿を彼に見せ、分かれる。純情な恋物語はほろりとさせる。

彼女の姉が消防士の彼女で、手話のアナウンサーだ。手放しでコミュニケを取る、どじさが絶妙に面白い。

別れさせ屋を思いつきネットで依頼人を募集していた男は、自分の恋人から別れさせの依頼を受ける。皮肉なことだ。

この四つのストーリーを交互の描きながら、ドラマを盛り上げる脚本はなかなかのものだが、

どうしても、悲しい物語にもっていこうとするので、無理がある。

それに二人も死人が出ては、泣かせ映画の典型だが、又かという感じだ。

まあ、恋人たちのほろ苦い物語は一服の清涼剤かな。


コメント
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