ひろの映画見たまま

映画にワクワク

薬指の標本

2006-11-22 10:40:06 | Weblog
薬指の標本とは、なんともとっつきにくい題名だ。

これは、フランス映画であるが、小川洋子の原作だからだ。

「博士の愛した数式」同様、一筋縄ではいかない物語だ。

でも、フランス映画となると、なんとも官能的だ。

うら若き女性も、愛する男が標本師とは?

人の封印したいものを、標本にするという奇妙な職業。

譜面を持ってきて、曲そのものを標本にして欲しいという。

標本室は、学校の理科の標本室みたいだ。

一方、標本師には、プライベートな地下室がある。

ここでは、なににも邪魔されず、瞑想にふけり心が休まるという。

でもそこが、愛の交錯の場となる。

彼女の住む場所は、港、それも大きな貨物船が係留されている。

そして、彼女は港で働く男と二人でアパートを借りている。

でも、二人の在室時間が異なるので一緒にはならない。

男が、女に魅力を感じる。二人の逢瀬が始まるのか。

港のアーティスチックな風景。

凛とした標本屋のたたずまい、それらの環境が、この映画に不思議な雰囲気をかもす。

一寸粋なフランス映画。だけど原作は日本。

コメント
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