ひろの映画見たまま

映画にワクワク

愛されるためここにいる

2007-03-02 17:22:33 | Weblog
50歳のしがない取り立て執行人は、今日も取り立てに

重い足取りで階段を上っていく。

心臓が悪いのだ。

事務所に、息子が仕事を求めてくる。

妻とは別れ一人で生活している。

日常に変化はない。

そんなとき、事務所のあるビルから、隣のビルで

タンゴを踊っているのが見える。

ふと、このタンゴ教室に通うことに。

そこに来ていた、結婚間近の若き女性。

この女性は、フィアンセと来ようとするが、

フィアンセは、仕事(小説書き)に忙しく、彼女にかまってくれない。

結婚前の、ちょっとした不安。

この二人が、教室でダンスを踊るごとに、

家まで送っていき、近づきになる

そして、二人は恋に落ちる。

特にタンゴがよい。

ただ、二人が踊っているだけで、恋する心が伝わってくる。

中年の男と小娘との恋。

それを、淡々とオーバーではなく描いていく。

それだけに、二人の環境も理解されて、だんだんと感情移入させられる。


古きフランス映画のこじゃれた粋さが伝わってくる。

大人の恋物語だ。
コメント
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