ひろの映画見たまま

映画にワクワク

イングロリアスバスターズ

2009-11-25 20:02:31 | 映画
クエンティンタランチーノ監督は、えてして、ゲテモノ映画で

どちらかというと、3流映画の感があるが、

この映画は、三流映画だが、その持ち味は徹底的に生かされて

それこそ、頭の皮をはぐという見たくない画面を

堂々と描きながら、実に風刺のきいたというか

素晴らしいストーリーで納得させてくれる。

ドイツ占領下のフランスにアメリカ軍が進駐してきたという

国際的な戦時下の物語。

それゆえ、英語、フランス語、ドイツ語、イタリヤ語と

言語は、国際的。

ユダヤ迫害という、命題とその復讐。

更には、女映画館主とドイツ軍のヒーローという

恋のさや当て。

更には、スパイたちの密会現場での迫真の銃撃戦。

書き連ねきれない豊富なストーリー展開。

さらに、映画をモチーフにした展開は、映画ファンを納得させる。

そうそう、俳優のことも触れておかなければ

ブラット・ビットの飄々としたでも残酷な特殊部隊の大尉。

ユダヤをあぶりだすドイツ軍の大佐の、人を射抜くような鮮烈な演技。

それぞれの役にはまった演技が、物語を面白くしている。
コメント (2)
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