ひろの映画見たまま

映画にワクワク

おとうと

2010-02-01 19:43:40 | 日本映画
山田洋次監督の「おとうと」。

去年の「ディアドックター」に続いて、釣瓶が好演。

吉永小百合と絶妙のコンビを演じている。

おとうとは、ちょっと寅さんににたやっかいものだ。

酒を飲むと度を過ごしハタ迷惑に。

そして、みなに嫌われ、一人旅立つ。

姉の娘の結婚話をからめて、家族を描く。

娘は医者に嫁ぐが、おじのこともあり、結局わかれる。

一方、おとうとは、女ができるが借金をし

姉がなけなしの金を払う。

そんな、切っても切れない姉弟の話をからめながら

終盤は、終末医療の問題に。

死に際を見せながら、結構明るいのは

終末介護の施設のせいだ。

明るく死を送る施設の態度は

終末医療のお手本として輝く。

この映画はむしろそちらが主テーマに見える。

もちろん若き男女の真剣な恋物語も忘れられないが。

例によって、笑いを取りながら、人生を考えさせる

山田節は好調だ。
コメント (2)
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