おすすめ度 ☆☆★
PG12
時は幕末、迫る外国の脅威に備え、安中藩主・板倉勝明(いたくら・かつあきら)は藩士を鍛えるため、十五里(約 58km)の山道を走る遠足を開催する。だが、この動きが、とある行き違いにより幕府への反逆とみなされ、藩士不在の城に安中藩とり潰しを狙う刺客が送り込まれる。ただ一人、迫る危機を知った男は、計画を食い止めるため、走りだす─。
「超高速!参勤交代」の原作・脚本で知られる土橋章宏が、日本のマラソンの発祥と言われる史実「安政遠足(あんせいとおあし)」を題材に執筆した小説「幕末まらそん侍」が原作。
だが、監督バーナード・ローズ、プロデューサージェレミー・トーマスと外国スタッフが映画作りに加わったことで、中途半端な映画になってしまった。
佐藤健、小松菜奈ほか、豪華キャストの共演で、見せ場を作る。
だが、後半の戦闘シーンでは、かなりグロテスクなシーンがあり、もったいない。
日本最初のマラソンだから、もっと走るシーンが欲しかった。