おすすめ度 ☆☆☆☆
R15+
題名は、主題歌であるジョンレノン作曲の息子への歌から。
題名と裏腹にまさに重い映画だ。
成績優秀な息子が薬に手を出し、そこから逃れられない苦しみと、彼を助けようとまた、苦しむ父親、結局本人の意思次第の薬物中毒。
全編に愛があふれているが、愛では救えない薬物のこわさ。
最後は、頼ってきた息子を突き放さざるを得ない父親の苦悩。
時々に挟まる、元気な時のシーン。
美しい映像と音楽がなんとも、もの悲しい。
今話題のティモシー・シャラメが息子を、スティーブ・カレルが父親を、さらに母親たちの演技が素晴らしい。
父親と息子それぞれの手記をもとに一本にまとめ上げた貴重な映画となった。