ひろの映画見たまま

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「スリーピング・ボイス 沈黙の叫び」、フランコ独裁政権下のスペイン、不幸な姉妹の物語。

2016-07-28 19:08:16 | ヨーロッパ映画
おすすめ度 ☆☆☆

DVDで公開されるも、京都ではこれから上映される(7月30日から) WOWOWでも上映された。

スペイン映画。スペイン版アカデミー“ゴヤ賞"で9部門ノミネート・3部門受賞。

独裁政権下の知られざる真実を描いたベストセラー小説の映画化。基本実話の映画化。

1936~39年に起こったスペイン内戦の終結後、フランコ独裁政権となり、宗教界と結託、共産党、無宗教の人たちを徹底的に弾圧。

警察につかまり、裁判らしい裁判も受けられず、死刑にされる人たち。

その中にオルテンシアがいた、刑務所に収監されていたが彼女は妊娠していた。

夫は、山に逃亡中。

妹ペピータが、コルドバから、姉を助けるためにやってくる。

そして、姉から、山に隠れている兄との連絡役を頼まれる。そこで、相手の連絡役の男性と恋に落ちる。

監獄の姉と、外で何とか手助けする妹が、交互に展開。

緊迫感あふれる作りになっている。

なにしろ、敵は情け容赦なく、痛めつけてくる。

ラスト近くでは、全裸にされ、拷問されえるシーンも。電気ショックだ。

救いようのない展開に、明かりをさすのは、ベビーの存在。

それがなければ、女刑務所の悲惨な現実ばかりだ。

映画的には、よく作ってあるので、最後まで見せてくれる。

ただ、今の日本とはあまりにも事情が違うので戸惑うことも。








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