ひろの映画見たまま

映画にワクワク

私は貝になりたい

2008-12-02 20:08:47 | 映画
主人公の清水豊松と妻が日本海の海岸にたたずむ。

この風景の美しさが、この映画を象徴している。

フランキー堺主演のリメイクだが、今回はこの風景と夫婦愛を前面に描いた特色がある。

やっとたどり着いた地で散髪屋を開業し、ささやかな幸せに過ごせるはずが、

第二次大戦中、捕虜を殺した罪で死刑となる。

上司の命令が絶対の軍隊。実際は、剣は突きさせず、その前に死んでいたのだが、

理不尽な裁判で、死刑となって。しまった

その夫の減刑を勝ち取るため、妻は冬の雪の中

村を嘆願書署名運動のため歩きまわる。

なにか、松本清張の映画のようだ。

暗い映画だけに、なるだけ明るくという配慮か。

しかし、結局どっちつかずか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホテルワルツ

2008-12-01 19:01:02 | 映画
東京国際映画祭最優秀芸術貢献賞受賞作品だ。。

最近、イタリア映画はすっかりご無沙汰だ。

有名な監督もちょっと見当たらない。

戦後の華々しさはどこへ行ったのか。

この映画を見て、健在だとは言えない。

見ていて、面白くないのだ。

ワンカット85分という実験的映画だと言われればそれもそうだが、

DVDの裏の説明もどうかな。

全裸の女性が数人サウナに入っているシーンだ。

でも、実際にはこのシーンはあるが、ほんの一部分、

それ以外は、演劇的というか、人の流れでシーンが入れ替わり、

過去と現在が交錯する。

ホテルの女従業員の最後の一日を描いていたのだと最後に分かるが。

それにしても、その従業員の友人の代わりに

刑務所にいるその女の父に代理で手紙を送っていた。

その女の父が、このホテルに娘を探してやってくる。

で、この二人の微妙なやり取りがこの映画テーマか。

そういえば、アントニオーニなどがこんな手法を使っていたっけ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする