ひろの映画見たまま

映画にワクワク

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士

2010-11-12 16:34:53 | 映画
3部作の完結編。

第2作の終わり、ピストルで撃たれ死体として埋められたリスペクトが

翌朝、そこから這い上がり復讐する。

しかし、ジャーナリスト殺人の罪は消えず、

病院に入院中、ひそかに体力回復のリハビリをはじめる。

そして、ミカエルに依頼し、事件の解決を探る。

徐々に明らかにされる彼女の秘密、

そして裁判では、どんでん返しの証拠が突きつけられる。

さらにラストは、巨人で無痛男との工場での大乱闘。

ミステリーの常道である第一線の伏線が見事に開花する。

これは、通してみるべきだろう。

羊の沈黙以来のショッキングなミステリーだ。
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ミレニアム2 火と戯れる女 

2010-11-11 19:25:55 | 映画
この映画は、3部作でこれはその中間の2作目。

少女売春を調べているうちの記者が殺される。

その同僚が前作活躍したミカエル。

その現場に、前作活躍したドラゴンタトゥーの女リスペットの指紋のついた拳銃が残されていた。

ミカエルは、この事件を聞き取りにより調査を始める。

一方、追われるリスペットは、ハッカーの力で、真実に迫っていく。

リスペットが、真実を追うと、徐々に彼女の素性が暴かれていく。

その間、二人を襲う影がいつもちらつき、予断を許さない。

ミカエルとリスペット、二人の話が並行的に進行し、

かつ二人の得る情報も重なっていく。

そして、二人は、犯罪組織に襲われる。

とらえられた二人に対する反抗はえぐいものがあり、

この映画をすごいものにしている。

後半一気にこれら暴力シーンが続出し、

さらに、リスペットの複雑な生い立ちが明らかになる。

そして、二人はそれぞれ別のシーンで、死から蘇る。

第3作へのバトンタッチだ。

第2作も、新しいシーンが展開するので息が抜けず、力作だ。

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ミレニアム ドラゴンタトゥーの女

2010-11-10 16:49:51 | 映画
スェーデンの大ヒットしたミステリーの映画化だ。

裁判で有罪となり、失職した雑誌記者が、大企業の元会長に調査を頼まれる。

その事件の調査のため、元会長の住む、道路一本で本土とつながっている密室の島に住み込む。

そこで40年前少女(元会長の姪)が失踪していた。

その調査を開始するうち、天才ハッカーといわれる女性に協力を依頼する。

彼女は、背中にドラゴンの彫り物を背負い。

あちこちにピアスをした、謎の女だ。

記者は、この女性とねんごろになる。

調査をするにつれ、猟奇事件となる。

一方で、ドラゴンの女性は、強姦されるが、逆に男をいたぶる。

結局、連続猟奇殺人事件なのだが、

その謎解きが巧みで、引きずり込まれてしまう。

で、一方、この探偵役の記者とドラゴンの女性がなぜか謎めいて次作に期待がかかる。

これは3部作の一部だ。

ただ、映画、おもしろいが、かなりきわどい。成人向きだ。



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マチェーテ

2010-11-09 18:56:42 | アメリカ映画
監督が映画界最高の悪顔を持つ男というダニートレホ。

メキシカンだ。

その彼が、マチェーテと呼ばれる、なたを駆使して暴れまくる男に扮する。

もちろん、銃もガンも得意だ。

主人公は、もともとメキシコの捜査官だった。

不法入国の移民(メキシコ人)が嫌いな政治家の暗殺を頼まれ

打ち合わせ通り実行しようとするが、

実はそれは罠で、逆に追われる身となる。

それを跳ね返して、悪を暴く正義のヒーローだ。

ただ、このヒーロー並ではない。

さらに、女好きだ。(妻は殺されてしまった)

この武器とするなたは、日本の刀より恐ろしい。

一振りで、3,4人の首がぶっ飛ぶ。

相手役の麻薬王にスチーブンセガールが扮し、

彼もかっこよいが、敵役であるためマチェーテと日本刀で格闘することに。

このシーンは、日本の殺陣をまねてけっこういける。

カーチェイスや建物の爆破など、アクション映画の

オンパレードだ。

ただ、この映画、主人公が老けた悪だけに

ふんだんに女が出てきて、色を添える。

とくに、ジェシカアルバがかっこいい。

成人向けだ。





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ソラニン

2010-11-05 19:03:53 | 日本映画
宮崎あおい主演の青春映画だ。

会社にあきた芽衣子は、アパートを共有している種田の

おれがめんどうみるという言葉に、会社を辞めてしまう。

バイトをしている、種田はバンドを持つことが夢だ。

そしてバンド活動をし、認められる。

種田は、デザイン事務所で働きだし、二人の生活が始まろうとしたとき

種田は、交通事故で亡くなる。

それまで歌わなかった芽衣子は、種田の代わりに歌を歌いバンドを成功させる。

そんな、甘酸っぱい青春映画だ。

宮崎あおいは、歌を除けばぴったりの役でのびのびと演じている。

歌も、もともとしろうとの役だから許せる。

バンドという青春のシンボルではじける若者群像と

そのすっぱい生活が巧みに描かれ、青春映画として成功している。
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闇の列車 光の旅

2010-11-04 19:26:24 | 映画
メキシコよりまだ南、ホンジュラスよりアメリカへ行こうとする家族。

中には、少女がいた。

一方、ブラジルのギャング団に少年がいた。

少年には、恋人がいたが、ギャングのボスに殺されてしまう。

ギャング団が、列車を襲う。

その列車にホンジュラスからの家族がいた。

ホンジュラスからの少女とギャング団の少年の淡い恋が展開する。

ブラジルからアメリカへの列車の旅だ。

だからロードムービーでもある。

主人公二人とも、南米の厳しい生活の代表だ。

貧困というよりスラムだ、そこで生きる人々。

不法入国して少しでもいい背活を送りたい人々。

物語りの背景もきびしい。

でも、映画は美しい。光の旅だ。

日本人三世のキャリー・ジョージ・フクナガの監督デビュー作だ。
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書道ガールズ わたしたちの甲子園!

2010-11-03 17:27:59 | 日本映画
どちらが先かしれないが、

実際に、読売テレビで書道ガールズ甲子園のイベントがある。

この映画は、あまりさえない高校の書道部のガッツな話だ。

父が書道家で、まっとうな書道に励む早川が部長を務め

書道大会の入選を目指すが、部員は減るわで落ち込んでいる。

そんな部に、ちょっとふざけた顧問が就任。

この男が描いた前衛的書道が、部員の活性化になり、

町の活性化のため「書道ガール甲子園」を企画する。

これを成功させるための、パフォーマンスを描いた映画だ。

女子高生の書道という話だけで、じみーな映画かとおもいきゃ、

町の活性化(舞台は四国、紙の産地)がテーマで、

書道も、作法とかではなくて、勢いで描く前衛的なものだ。

だから、大きな紙に大きな筆、まるでスポーツのように書をする。

元気印の映画なので、見ていて結構楽しい。

若い女性中心の部活だけに活気がある。

男性は、女性のお助けマン。現実の男女関係みたい。

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雷桜

2010-11-01 15:17:09 | 日本映画
お殿様と山猿との悲恋物語。

日本版ロミオとジュリエットとも。

将軍の息子として生まれた男と幼いころさらわれ山で育った娘が

出会って、お互い惹かれるものがあり、

愛を交わし、将来を約束するが、

二人の身分の違いは?

たしかに、身分の違いによる愛の別離は悲しいものだが。、

この映画では、男は心の病を抱え、みだりに人を切りつけたりする。

一方、娘は山に住み、人が入ってくると得意の矢で脅かし、撃退する。

そんな二人だからこそ、息があったのか?

雷桜の題名は、雷が落ちて折れた木に桜が成長し

見事な花を咲かせる。

その桜は、かどわかされた日に雷が落ち、娘と育ての父が生を受けた地だ。

馬でさっそうと山をかけるシーンは美しく、吹き替えなしというから気合が入っている。

山で育った娘は、世のしきたりが呑み込めず愛の成就を願う。

しかし、しょせん徳川時代、それも将軍の子息とあっては?

かなり思い切った現代風な時代劇だが、その枠は越えられず、違和感が残る。

蒼井優と岡田将生が若い二人を熱演している。





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