(江戸から三十七番目の宿)、笠石宿から十三町(1.4km)、須賀川宿へ一里十八町(5.9Km)、鏡石駅前からは3方向に道が出ているが、左斜めの道を300mほど進んで交差する道が旧街道で、このあたりが笠石宿の北の端にあたる。久来石集落をでて今度は国道を横断して右に入っていく。宝泉院の前を通り、北原稲荷神社の二筋手前の交差点角に、笠石の名前の由来になった笠地蔵がある。小さな御堂の前に並んでいるいくつかの石碑をつぶさに一つ一つ見ても、どれも石の笠をかぶっている風にはみえない。堂内の闇に目を馴らしているうちにうっすら、石笠をいだいた石板碑がみえた。写真でみれば瞭然とわかる。肝心の板碑の所以は、わからない。
笠地蔵の由来は 白河風土記に「笠石の碑」とあり年号磨滅して詳ならず、里人これを笠地蔵といい、又一説には「和田胤長の供養塔か」とある拓本をとると明暦の年号で釈迦如来の梵字と施主の字がある。名は不明である。近世になり地蔵菩薩の信仰が盛んになりこの板碑に笠のあるところから笠地蔵尊として里人の信仰と結びついて今日に至った。笠のある板碑は国内でも珍しい。 平成4年7月 鏡石町説文より
笠地蔵の外観
冬の花「冬牡丹」
花は牡丹と同じだが、特別な管理をすることで
冬の間に咲かせることができるそうだ。
二季咲き性の牡丹を使い、春に作られる予定の
花芽を摘んで、秋にできるつぼみを冬に開花
させることで可能になる。でも地温等の
コントロールがかなり難しそうです。
開花時期は1月頃。
・雪よけのワラ囲いとマッチしてます。
・別名 「寒牡丹(かんぼたん)」
・「冬牡丹 咲きし証しの 紅散らす」安住敦
「振り向きし 人の襟足 冬牡丹」 松崎鉄之助
「ひらく芯 より紅きざし 冬牡丹」鷹羽狩行
「唐国へ 通ふ心や 冬牡丹」 古賀まり子
「そのあたり ほのとぬくしや 寒ぼたん」
高浜虚子
(季節の花300より)