一日一言
蕪(かぶら)食うよう
「蕪」は、アブラナ科の植物で根を食用するが、
大きなものはまずく、家畜の飼料となる所から
転じて、ある物を食べた時に味が無いと言う時
のたとえに用いる。
★病人食はまるで蕪を食うようだと、文句を言う。
3月から咲く花「黄楊(つげ)」
開花時期は、 3/15頃~ 4/10頃。
・「柘植」とも書く。
・梅雨時に葉が黄色になることから、
「つゆき(梅雨黄)」がしだいに「つげ」に
変化した。漢名は「黄楊木」。
・小さい黄色の花が枝先に咲く。
葉の色と似ているのであまり目立たない。
・材は緻密で堅く、印材、定規、櫛、将棋の駒
などに用いられる。 ”つげ細工”
・園芸品種に「西洋黄楊(せいようつげ)」が
ある。ふつうの「黄楊(つげ)」に似ている
とのこと(私は区別がつきません)。
西洋黄楊は英語で
「boxwood(ボックスウッド)」と呼ぶ。
(「黄楊」を総じて「ボックスウッド」と
呼ぶこともある)
・「夕されば 床のへ去らぬ 黄楊枕
いつしかと汝(な)は 主待ちがてに」
万葉集
「君無くは 何(なに)ぞ身よそはむ
くしげなる
黄楊(つげ)の小櫛(をぐし)も
取らむと思はず」
(万葉集 播磨娘子(はりまのをとめ))
(季節の花300より)