一日一言
言言肺腑(はいふ)を衝(つ)く
話す言葉の一言一言に誠意がこもっていて
説得力があり、聞く人の心に鋭く響いてくる
ことをたとえて言うのに用いる。
★かの高名な比叡山の僧の講話は、初めて
聞いても言言肺腑を衝く貴重な感想を得た。
歳時記
梅雨入り
春から夏へと変わるときに日本、中国、韓国など東南アジア
に見られる雨の季節をいいます。
大陸の冷たい高気圧と太平洋の暖かい高気圧がぶつかり、
大気の状態が不安定になって発生した梅雨前線が停滞する
ため、同じ地方で雨が降り続くのです。
暦の上では立春から数えて135日目を「入梅」といい、
この日から梅雨となりますが、細長い日本列島は北と南で
気候も違うので、気象庁の発表する「梅雨入り」「梅雨明け」
が目安となります。
例年、最も早い沖縄地方が5月上旬頃から6月下旬まで、
最も遅い東北地方では6月中旬から7月下旬まで、北海道と
小笠原諸島では梅雨はみられません。
5月から咲いている花「扉 (とべら)」
開花時期は、 5/15頃~ 6/ 5頃。
・「扉」と書いて、この花の場合”とべら”と読む。
2月の節分に、この木の枝を扉にはさんで邪鬼を
払う風習があったため、「とびらの木」と呼ばれて
いたのがしだいに変化し略され「とべら」になった。
・「海桐花」とも書く。漢名。
・葉っぱは固い楕円形で、外側に反り返る。
葉っぱを火にくべるとはぜて燃える(パチパチッ)。
・花には芳香あり。
・秋に実が割れ、赤いタネが現れる。
タネのまわりはネバネバになっている。
鳥の好物らしい。
(季節の花300より)