一日一言
肩摩轂撃(けんまこぐげき)
道を行く人の肩と肩とが触れ合い、車の
轂(こしき)と轂が擦れ合うという意味から、
人や車で混雑する往来の様子をたとえて
言う場合に用いる。
★渋谷の駅前の交差点は、いつ行ってみて
も肩摩轂撃の混雑ぶりである。
5月から咲いている花「立葵(たちあおい)」
開花時期は、 5/25頃~ 8/ 末頃。
・小アジア、または中国の原産。
・中国の唐の代以前は「蜀葵(しょくき)」の
名前で名花とされた。
日本では、平安時代は「唐葵」と呼ばれたが
江戸時代に今の「立葵」になった。
・人の背丈以上になり、ぐんぐん伸びる。
・「葵」とはふつうこの「立葵」のことを
指すらしい(葉がどんどん太陽の方に向かう
のところから「あうひ」(仰日)の意)。
ただし、京都で毎年5月15日に行われる
「葵祭り(あおいまつり)」の「葵」は
この立葵ではなくて、江戸徳川家の紋所
として知られる「双葉葵(ふたばあおい)」
という名の草のこと。
・別名 「葵」(あおい)、
「花葵」(はなあおい)、
「梅雨葵」(つゆあおい)、
「唐葵」(からあおい)、
「ホリホック」 「ホリーホック」
英名。”ホリーホック聖地”から
きており、12世紀頃の十字軍が
シリアからこの花を持ち帰ったこ
とから。
・「梨棗(なしなつめ) 黍(きみ)に
粟(あは)嗣(つ)ぎ
延(は)ふ 田葛(くず)の
後も逢(あ)はむと
葵(あふひ)花咲く」 万葉集
「くやしくぞ つみをかしける あふひ草
袖のゆるせる かざしならぬに」
源氏物語 柏木
(季節の花300より)