名言名句(34)
「病みて聴く夜明けの霧笛この秋も逝きつつひと日
ひと日は宝」『宮原句治』
病院のすぐ近くに港があるのか、夜明け、霧笛が聞こえてくる。
むせぶように、長く尾を引くように聞こえてくる霧笛に、自ら
の病んでいる体のことが、今更のように思い出される。
病も癒えないまま、この秋も過ぎて行こうとしているが、こうした
一日一日は、生きていることの幸せをしみじみ感じさせてくれる宝
のようなもので、そっと大事にしていきたい、という味わい深い
短歌です。
「ひと日ひと日」という表現は、心を短歌に託して表現しょうと、
おのが生命を賭けた人にのみ出来る言葉でしょう。
一日一日が宝である、という言葉は、ある年代まで生きて来た人間、
また病床に臥した場合など、とくに実感としてとらえられる言葉で
す。更に、一日の重み、一日の大切さを考えないで過ごしてきた若
い時代への反省も込めて、「ひと日ひと日は宝」の実感を心の中で
じっくりと味わっています。
===================================
9月から咲いている花「金木犀 (きんもくせい)」
開花時期は、 9/25 ~ 10/10頃。
10月中旬頃にもう一度咲いて
「再びあの香り♪」
ということもある。
・とてもよい香り。
9月下旬か10月上旬頃の
ある日突然、
金木犀の香りが始まる♪
(それは年によって
9月26日だったり、
10月3日とかだったりする。
それまで匂わなかったのに
どの花も一斉に匂い出す。
不思議♪)
咲いているあいだじゅう
強い香りを放ち、
かなり遠くからでも匂ってくる。
(どこで咲いているのかを
探すのも楽しみのひとつ)
・春の沈丁花と同じぐらい香る。
・咲いたあとで雨風があると
あっけなく散ってしまう。
はかない。
・中国南部の桂林地方原産。
中国語では
”桂”は木犀のことを指し、
「桂林」という地名も、
木犀の木がたくさん
あることに由来するらしい。
日本では木犀といえば、
ふつう思い起こすのは
金木犀ですね。
金木犀の中国名は「丹桂」。
丹=だいだい色、
桂=モクセイ類。
・”犀”の字は
「固い、鋭い」の意味あり。
枝が固いからかな?
・江戸時代初期の頃、渡来した。
・「散らし雨
道端染める 金木犀」
(季節の花300より)

「病みて聴く夜明けの霧笛この秋も逝きつつひと日
ひと日は宝」『宮原句治』
病院のすぐ近くに港があるのか、夜明け、霧笛が聞こえてくる。
むせぶように、長く尾を引くように聞こえてくる霧笛に、自ら
の病んでいる体のことが、今更のように思い出される。
病も癒えないまま、この秋も過ぎて行こうとしているが、こうした
一日一日は、生きていることの幸せをしみじみ感じさせてくれる宝
のようなもので、そっと大事にしていきたい、という味わい深い
短歌です。
「ひと日ひと日」という表現は、心を短歌に託して表現しょうと、
おのが生命を賭けた人にのみ出来る言葉でしょう。
一日一日が宝である、という言葉は、ある年代まで生きて来た人間、
また病床に臥した場合など、とくに実感としてとらえられる言葉で
す。更に、一日の重み、一日の大切さを考えないで過ごしてきた若
い時代への反省も込めて、「ひと日ひと日は宝」の実感を心の中で
じっくりと味わっています。
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9月から咲いている花「金木犀 (きんもくせい)」
開花時期は、 9/25 ~ 10/10頃。
10月中旬頃にもう一度咲いて
「再びあの香り♪」
ということもある。
・とてもよい香り。
9月下旬か10月上旬頃の
ある日突然、
金木犀の香りが始まる♪
(それは年によって
9月26日だったり、
10月3日とかだったりする。
それまで匂わなかったのに
どの花も一斉に匂い出す。
不思議♪)
咲いているあいだじゅう
強い香りを放ち、
かなり遠くからでも匂ってくる。
(どこで咲いているのかを
探すのも楽しみのひとつ)
・春の沈丁花と同じぐらい香る。
・咲いたあとで雨風があると
あっけなく散ってしまう。
はかない。
・中国南部の桂林地方原産。
中国語では
”桂”は木犀のことを指し、
「桂林」という地名も、
木犀の木がたくさん
あることに由来するらしい。
日本では木犀といえば、
ふつう思い起こすのは
金木犀ですね。
金木犀の中国名は「丹桂」。
丹=だいだい色、
桂=モクセイ類。
・”犀”の字は
「固い、鋭い」の意味あり。
枝が固いからかな?
・江戸時代初期の頃、渡来した。
・「散らし雨
道端染める 金木犀」
(季節の花300より)
