名言名句(46)
「柿食ふや遠くかなしき母の顔」『石田波郷』
秋の季節の全般を通じて、柿は代表的ともいえる果実です。
その柿を食べていると、遠く離れ住む母の顔を悲しく思い
浮かべる、と言うのですが、この俳句の作られた背景を知る
ことによって、秋の季節の歌として、いっそう味わい深く
とらえることが出来ることでしょう。
石田波郷(1913-69)は、昭和19年に中国の戦地で左湿性
胸膜炎を発病、それ以来、小康を得たり、療養を繰り返し
たりする生活を送りますが、昭和23年、東京の清瀬村の
東京療養所に入所、三回の成形手術を行い、足掛け4年の
療養生活に入りました。
そのころの病床吟の句集「惜命」は、代表的療養俳句として、
俳人波郷の名前を一挙に高めました。
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10月に咲いている花「アカカタバミ」
花の特徴 花径5~8ミリくらいの黄色い5弁花で、花弁のつけ根のほうに赤い斑が入る。
花の特徴 葉は3出複葉で、小葉はハート形である。
花の色は暗い赤紫色で、基本種よりも小さい。
実の特徴 円柱状で先が尖ったさく果で、真っ直ぐ上を向いてつく。
この花について 茎は地面を這って広がる。
その他 分類上は、カタバミ の品種の1つとされている。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を
含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の corniculata は「角のある」という意味である。
変種名の rubrifolia は「赤い葉の」という意味であ。
「柿食ふや遠くかなしき母の顔」『石田波郷』
秋の季節の全般を通じて、柿は代表的ともいえる果実です。
その柿を食べていると、遠く離れ住む母の顔を悲しく思い
浮かべる、と言うのですが、この俳句の作られた背景を知る
ことによって、秋の季節の歌として、いっそう味わい深く
とらえることが出来ることでしょう。
石田波郷(1913-69)は、昭和19年に中国の戦地で左湿性
胸膜炎を発病、それ以来、小康を得たり、療養を繰り返し
たりする生活を送りますが、昭和23年、東京の清瀬村の
東京療養所に入所、三回の成形手術を行い、足掛け4年の
療養生活に入りました。
そのころの病床吟の句集「惜命」は、代表的療養俳句として、
俳人波郷の名前を一挙に高めました。
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10月に咲いている花「アカカタバミ」
花の特徴 花径5~8ミリくらいの黄色い5弁花で、花弁のつけ根のほうに赤い斑が入る。
花の特徴 葉は3出複葉で、小葉はハート形である。
花の色は暗い赤紫色で、基本種よりも小さい。
実の特徴 円柱状で先が尖ったさく果で、真っ直ぐ上を向いてつく。
この花について 茎は地面を這って広がる。
その他 分類上は、カタバミ の品種の1つとされている。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を
含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の corniculata は「角のある」という意味である。
変種名の rubrifolia は「赤い葉の」という意味であ。
