季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「春蘭(しゅんらん)」

2018-03-09 04:29:22 | 暮らし
名言名句(173)

「誰にも見られないとき、花は花でない」『狩野 俊也』

花は、人に見られて、花の美しさを示すことが出来るということです。

誰にも見られないとき、花は、いくら美しさを誇っていても、花本来

の存在価値を持つことは出来ません。人の眼に触れて、花は、花とし

ての生命を持つのです。人間社会にこの言葉を当てはめてみると、

面白みが湧いてきます。たとえば、「花」を有能な人間として見立て

て見るのです。いくら有能であっても、人に用いられなければ、有能

ぶりを発揮することが出来ません。他人がその人間を登用することで、

初めて、「ああ、この人間には、抜きん出た才能があるんだな」と

いうことになるのです。この言葉は、フランスの象徴派の詩人ヴァレリ

の「誰にも見られないとき、海は海でない」のパロディですが、詩人

狩野敏也の独自性が有効に生かされています。

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3月から咲く花「春蘭(しゅんらん)」


開花時期は、 3/10 ~ 4/10頃。
・山野などに生える。
 花は葉と同じような色なので
 あまり目立たない。
 土筆(つくし)のように
 ひょろひょろと茎を伸ばしてくる。
・「春に咲く蘭」から「春蘭」。

・花を塩漬けにしたものを
 「蘭湯(らんゆ)」として
 祝いの席に使うことがある。

・ことわざ。
 「春蘭秋菊 倶に廃す可からず」
 (しゅんらんしゅうぎく
  ともにはいすべからず)
  = 両者ともにすぐれており
    捨てがたい、の意。

・別名
 「じじばば」。
   花姿をこまかく見ていると
   上の方に、おばあさんが
    頭にかぶる”ほっかむり”、
   下の方に、おじいさんの
    ”白いひげ”、
   があることから。
   (よーく見てると
    確かにそんなかんじ♪)


(季節の花300より)



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