名言名句(173)
「誰にも見られないとき、花は花でない」『狩野 俊也』
花は、人に見られて、花の美しさを示すことが出来るということです。
誰にも見られないとき、花は、いくら美しさを誇っていても、花本来
の存在価値を持つことは出来ません。人の眼に触れて、花は、花とし
ての生命を持つのです。人間社会にこの言葉を当てはめてみると、
面白みが湧いてきます。たとえば、「花」を有能な人間として見立て
て見るのです。いくら有能であっても、人に用いられなければ、有能
ぶりを発揮することが出来ません。他人がその人間を登用することで、
初めて、「ああ、この人間には、抜きん出た才能があるんだな」と
いうことになるのです。この言葉は、フランスの象徴派の詩人ヴァレリ
の「誰にも見られないとき、海は海でない」のパロディですが、詩人
狩野敏也の独自性が有効に生かされています。
======================
3月から咲く花「春蘭(しゅんらん)」
開花時期は、 3/10 ~ 4/10頃。
・山野などに生える。
花は葉と同じような色なので
あまり目立たない。
土筆(つくし)のように
ひょろひょろと茎を伸ばしてくる。
・「春に咲く蘭」から「春蘭」。
・花を塩漬けにしたものを
「蘭湯(らんゆ)」として
祝いの席に使うことがある。
・ことわざ。
「春蘭秋菊 倶に廃す可からず」
(しゅんらんしゅうぎく
ともにはいすべからず)
= 両者ともにすぐれており
捨てがたい、の意。
・別名
「じじばば」。
花姿をこまかく見ていると
上の方に、おばあさんが
頭にかぶる”ほっかむり”、
下の方に、おじいさんの
”白いひげ”、
があることから。
(よーく見てると
確かにそんなかんじ♪)
(季節の花300より)
「誰にも見られないとき、花は花でない」『狩野 俊也』
花は、人に見られて、花の美しさを示すことが出来るということです。
誰にも見られないとき、花は、いくら美しさを誇っていても、花本来
の存在価値を持つことは出来ません。人の眼に触れて、花は、花とし
ての生命を持つのです。人間社会にこの言葉を当てはめてみると、
面白みが湧いてきます。たとえば、「花」を有能な人間として見立て
て見るのです。いくら有能であっても、人に用いられなければ、有能
ぶりを発揮することが出来ません。他人がその人間を登用することで、
初めて、「ああ、この人間には、抜きん出た才能があるんだな」と
いうことになるのです。この言葉は、フランスの象徴派の詩人ヴァレリ
の「誰にも見られないとき、海は海でない」のパロディですが、詩人
狩野敏也の独自性が有効に生かされています。
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3月から咲く花「春蘭(しゅんらん)」
開花時期は、 3/10 ~ 4/10頃。
・山野などに生える。
花は葉と同じような色なので
あまり目立たない。
土筆(つくし)のように
ひょろひょろと茎を伸ばしてくる。
・「春に咲く蘭」から「春蘭」。
・花を塩漬けにしたものを
「蘭湯(らんゆ)」として
祝いの席に使うことがある。
・ことわざ。
「春蘭秋菊 倶に廃す可からず」
(しゅんらんしゅうぎく
ともにはいすべからず)
= 両者ともにすぐれており
捨てがたい、の意。
・別名
「じじばば」。
花姿をこまかく見ていると
上の方に、おばあさんが
頭にかぶる”ほっかむり”、
下の方に、おじいさんの
”白いひげ”、
があることから。
(よーく見てると
確かにそんなかんじ♪)
(季節の花300より)