季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「枝垂桜(しだれさくら)」

2018-03-27 04:46:48 | 暮らし
名言名句(191)

「月日は百代の過客にして、 行きかふ年も又旅人なり」『松尾芭蕉』


歳月は永遠の旅人であって、行く年くる年もまた旅人である、

という意味です。感覚的な文で、『奥の細道』の冒頭の部分

です。歳月は旅人のようにさりげなくやって来て、そして

さりげなく去ってゆきます。歳月をこのように詩的にとらえた

点に、芭蕉の偉大さがあるともいえるでしょう。この文に続い

て、格調の高い文章が続きます。「舟の上に生涯を浮かべ馬の

口とらへて老いをむかふる物は、日々旅して旅を栖とす。古人

も多く旅に死せるあり」この人生は旅である、といった思いの

侘しさが、リズム感にのった感覚的な文章で私たちを魅了します。

旅人感覚というものは私の造語ですが。この「奥の細道」、また

芭蕉の生涯そのものが、旅人感覚にささえられていたと言っても

いいでしょう。

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3月から咲く花」「枝垂桜(しだれさくら)」

開花時期は、 3/20 ~ 4/20頃。
 3月下旬頃から咲き出すものと、
 桜より少し遅れて 
 4月5日頃から咲き出すもの
 とがある。
 (一重のものは開花時期が早く、
  八重のものは遅いようです)。
・長い枝を垂れ下げ、
 その先端にたくさん花をつける。
 八重のものもある。
 とにかくきれい♪

・「八重紅枝垂
  (やえべにしだれ)」とか
 「紅枝垂(べにしだれ)」など、
 品種いろいろ。
 ちなみに、
 春に紅葉するモミジにも
 同じ「紅枝垂(べにしだれ)」
 という総称がついている。
  → 紅枝垂 へ


・梅にも枝垂梅
 というのがある。

・なぜ枝が垂れるのか、
 という研究をしているグループ
 があり、
 「枝は伸びると
  重力によって下に垂れそうに
  なるが、
  ふつうの植物には
  それに打ち勝つだけの
  復元する力があり
  上(太陽)に向かって
  伸び続ける。
  しかし枝垂桜はその力が弱く、
  人間が支え木などをして
  育てていかないと
  大きくならない」との
 見解を出している。


・”樹齢何百年”という
 古木の銘木が全国にある。

・京都府の花(枝垂桜)


・東京周辺の見どころ

 <小石川後楽園>
   東京ドームのお隣の
   静かな庭園。
   枝垂桜の銘木あり。
   文京区後楽。
   最寄駅
    JR、地下鉄飯田橋駅、
    地下鉄丸ノ内線後楽園駅

 <六義園(りくぎえん)>
   江戸時代からの名園。
   枝垂桜の銘木あり。
   文京区本駒込。
   最寄駅
    JR山手線駒込駅

 <長興山(ちょうこうざん)>
   箱根の入口にある、
   長興山紹太寺跡。
   神奈川県随一の銘木と
   言われる枝垂桜がある。
   小田原市入生田長興山。
   最寄駅
    箱根登山鉄道の
    入生田(いりうだ)駅。
    駅から、ずっと
    登り坂です。


(季節の花300より)



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