季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「杏(あんず)」

2018-03-23 04:13:06 | 暮らし
名言名句(「187」)

「私はもう60にちかい老人だが、しかい、もし幸にも天が私に、

私の祖母や父や母やの長寿を恵んでくれるならば、私は、私の最

も愛するこの日本に、私の愛する娘たちや孫たちの住んでいるこの

日本の社会に、私が涙をこぼして喜ぶであろうような変化が到来

する日を、生きた眼でで見ることが出来るであろう」『川上肇(はじめ)



日本におけるマルクス主義経済学の研究及び啓蒙に専心した

川上肇(1987-1946)の『自叙伝』にある言葉ですが、

農民党、日本共産党などの運動に従事した思想的な経歴を抜

きにしても、愛する日本の国が平和な日々をもつことを望む

気持ちは、万人共通の願いでしょう。長寿を恵まれれば、

「この日本の社会に、私が涙をこぼして喜ぶであろうような

変化が到来する日」とは、川上肇の理想とする国家の出現と

いえますが、より豊かに、より平和な国家という意味と受け

止めても良いのです。

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3月から咲く花「杏(あんず)」

開花時期は、 3/20 ~ 4/ 5頃。
・中国原産で、
 奈良時代に、梅とともに
 中国から渡来したといわれる。

・漢名の「杏子」の唐音から
 「あんず」となった、
 または、
 「甘酢梅(あますうめ)」
 が変化して 
 「あんず」になったとも。


・ピンク色の花は桜によく似ている。
 白っぽい花もある。

 花びらを支える部分は赤色。
 いずれも、開花は
  桜 より少し早いようだ。

 幹の部分は桜と同じく
 横向きの線が入る。
 また、「豊後梅(ぶんごうめ)」は
 梅と杏の中間種らしく、
 杏と豊後梅は、そっくり♪。
 (名前の看板がないと
  なかなか区別できません)

・実(み)は食べられる。
 ”アプリコット”。
 すっぱくて、あまり甘くないが、
 柔らかい。6月頃熟す。
 外見上は桃(もも)の実と
 そっくりだが、
 桃よりだいぶ小さい。


・タネの中の核の部分を
 「杏仁(きょうにん)」と呼び、
 せきどめなどの
 生薬として使われる。
 桃(もも)のタネの
 「桃仁(とうにん)」に
 よく似ている。

 また、「杏仁」は
 「あんにん」とも呼び、
 「杏仁豆腐(あんにんどうふ)」で
 おなじみ♪。
 でも、杏仁豆腐は、実際には、
 この杏仁とよく似ている
 「アーモンド」の実を
 使っていることが多いようだ。
 (アーモンドエッセンス)


・長野県千曲市
 (旧「更埴市」、
  長野市の南)に 
 「あんずの里」があり、
 毎年4月上旬~中旬頃 
 観光客で賑わう。


(季節の花300より)


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