名言名句(272)
「桜桃(おうとう)の朱を選(え)り小さな都民である」『光 秋』
広島の山奥から上京したのが十九歳の年のことで、早いもので
三十五年前のことになります。勤めていた頃、三年間ほど千葉
に転勤になり、千葉県民として暮らしていたことがありますが、
その間を除いて三十三年間は、東京都民として生活してきま
した。
東京都民は、昭和61年12月現在、約一千200万人の人口を数え、
名実ともに日本一の大都会です。家の中にこもって仕事をして
いる分には、人の数の多さにについては全く分かりませんが、
一歩戸外に出ると、何と人の多い事か。それも、新宿、渋谷の
人の渦は驚異です。たそがれから夜にかけては、歩くのにも困
難をきたすほどです。
ある年の桜桃の季節に、近所の青果店の店先に並べられたさくら
んぼの朱が目に止まったとき、ふいと口からついて出たのがこの
句でした。
国語自由律の形式をとっているこの句を、私は、サクランボが店頭
に並ぶ季節になると愛誦するのです。
=========================
5月から咲いている花「ブラシの木」
開花時期は、 5/15 ~ 6/10頃。
・オーストラリア原産。
・明治中期に渡来。
暖地に栽培される。
・花の形が、
ビン洗いのブラシにそっくり♪
・実は、枝にずらっとついて並ぶ。
翌年の花はその上部に咲き、
実は次々と何年も残っていく。
その後もずっと大きく
なりつづけ、
7~8年は枝についていて
発芽能力も持ち続ける。
この木は、乾燥地が原産地のため、
極端な乾燥や山火事のときに
パァーンと実が開いて
中の細かい種子が
風に飛んで散布される、
という仕組みになっている。
山火事でまっさらな土地に
なったところに
すばやく芽を出して、
その土地一帯の
優占種になるのが目的らしい。
(ユーカリの木も同じ)
・別名
「花槇(はなまき)」
葉が槇の葉に
似ているところから。
「金宝樹(きんぽうじゅ)」
「カリステモン」(学名から)
(季節の花300より)
「桜桃(おうとう)の朱を選(え)り小さな都民である」『光 秋』
広島の山奥から上京したのが十九歳の年のことで、早いもので
三十五年前のことになります。勤めていた頃、三年間ほど千葉
に転勤になり、千葉県民として暮らしていたことがありますが、
その間を除いて三十三年間は、東京都民として生活してきま
した。
東京都民は、昭和61年12月現在、約一千200万人の人口を数え、
名実ともに日本一の大都会です。家の中にこもって仕事をして
いる分には、人の数の多さにについては全く分かりませんが、
一歩戸外に出ると、何と人の多い事か。それも、新宿、渋谷の
人の渦は驚異です。たそがれから夜にかけては、歩くのにも困
難をきたすほどです。
ある年の桜桃の季節に、近所の青果店の店先に並べられたさくら
んぼの朱が目に止まったとき、ふいと口からついて出たのがこの
句でした。
国語自由律の形式をとっているこの句を、私は、サクランボが店頭
に並ぶ季節になると愛誦するのです。
=========================
5月から咲いている花「ブラシの木」
開花時期は、 5/15 ~ 6/10頃。
・オーストラリア原産。
・明治中期に渡来。
暖地に栽培される。
・花の形が、
ビン洗いのブラシにそっくり♪
・実は、枝にずらっとついて並ぶ。
翌年の花はその上部に咲き、
実は次々と何年も残っていく。
その後もずっと大きく
なりつづけ、
7~8年は枝についていて
発芽能力も持ち続ける。
この木は、乾燥地が原産地のため、
極端な乾燥や山火事のときに
パァーンと実が開いて
中の細かい種子が
風に飛んで散布される、
という仕組みになっている。
山火事でまっさらな土地に
なったところに
すばやく芽を出して、
その土地一帯の
優占種になるのが目的らしい。
(ユーカリの木も同じ)
・別名
「花槇(はなまき)」
葉が槇の葉に
似ているところから。
「金宝樹(きんぽうじゅ)」
「カリステモン」(学名から)
(季節の花300より)