季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「ブラシの木」

2018-06-07 04:55:45 | 暮らし
名言名句(272)

「桜桃(おうとう)の朱を選(え)り小さな都民である」『光 秋』

広島の山奥から上京したのが十九歳の年のことで、早いもので

三十五年前のことになります。勤めていた頃、三年間ほど千葉

に転勤になり、千葉県民として暮らしていたことがありますが、

その間を除いて三十三年間は、東京都民として生活してきま

した。

東京都民は、昭和61年12月現在、約一千200万人の人口を数え、

名実ともに日本一の大都会です。家の中にこもって仕事をして

いる分には、人の数の多さにについては全く分かりませんが、

一歩戸外に出ると、何と人の多い事か。それも、新宿、渋谷の

人の渦は驚異です。たそがれから夜にかけては、歩くのにも困

難をきたすほどです。

ある年の桜桃の季節に、近所の青果店の店先に並べられたさくら

んぼの朱が目に止まったとき、ふいと口からついて出たのがこの

句でした。

国語自由律の形式をとっているこの句を、私は、サクランボが店頭

に並ぶ季節になると愛誦するのです。

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5月から咲いている花「ブラシの木」

開花時期は、 5/15 ~ 6/10頃。
・オーストラリア原産。
・明治中期に渡来。
 暖地に栽培される。

・花の形が、
 ビン洗いのブラシにそっくり♪


・実は、枝にずらっとついて並ぶ。
 翌年の花はその上部に咲き、
 実は次々と何年も残っていく。
 その後もずっと大きく
 なりつづけ、
 7~8年は枝についていて
 発芽能力も持ち続ける。

 この木は、乾燥地が原産地のため、
 極端な乾燥や山火事のときに
 パァーンと実が開いて
 中の細かい種子が
 風に飛んで散布される、
 という仕組みになっている。
 山火事でまっさらな土地に
 なったところに
 すばやく芽を出して、
 その土地一帯の
 優占種になるのが目的らしい。
  (ユーカリの木も同じ)


・別名
 「花槇(はなまき)」
   葉が槇の葉に
   似ているところから。

 「金宝樹(きんぽうじゅ)」

 「カリステモン」(学名から)


(季節の花300より)


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