季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「小紫 (こむらさき)」

2018-06-29 05:13:28 | 暮らし
名言名句(286)

「花のいのちは短くて 苦しきことのみ多かりき」『林 芙美子』

名作『放浪記』の冒頭の部分で、林芙美子は、「私は宿命的に

放浪者である。私は古里を持たない」と述べています。宿命的

放浪者であり、故郷を持たないと書いたときの林芙美子の心境

は、人間の生誕から死に至るまでの苦難と哀惜、胸が痛くなる

ほど感じていたに違いありません。

『放浪記』のほか、「風琴と魚の町」「泣虫小僧」「浮雲」など、

林芙美子には数々の名作がありますが、それらの名作は、常に

人間のはかない本質に熱い視線が注がれていました。人間を見

つめることに終始した一生だったといってもいいでしょう。

林芙美子は、昭和26年(1951)6月29日、心臓麻痺が原因

で48歳の短い生涯を閉じましたが、生前、色紙を頼まれると、

彼女は好んでこの文句を書きました。

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6月から咲く花「小紫 (こむらさき)」

開花時期は、 6/ 1 ~ 8/15頃。
・紫色のきれいな実をつける。
・根元に近い方から順次開花し
 先端に咲き向かう。
 それを追うように実をつけていく。
 実は、緑色から紫色に変わる。

・小紫は紫式部を小さくしたもの
 なのでこの名前になった。
 小さいが、実のつきかたがいいので
 花屋さんでは
 紫式部より人気が高い。

 紫式部
   やや大型(背が高い)。
   実も大きめ。
   実は比較的バラバラにつける。
   花の柄の根元と
   葉っぱの柄の根元が
   ほぼ同じところについている。
 小紫
   やや小型(背が低い)。
   実も小さめ。
   実は枝に沿って
   かたまるようにつける。
   花の柄の根元と
   葉っぱの柄の根元が
   ちょっとズレたところにつく。


(季節の花300より)



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