人生日訓(783)
「ローマは一日にして成らず」
素より、ぐずぐずしていることがいいことでないことは勿論だが、
物によっては、なかなか手間のかかるのがこの世の中である。充
分に年月をもってしなければ立派な仕事は成功しないのである。
人間だって生まれてから、二十年以上もかからねば一人前にはな
らないのである。年数もかかって成熟するほど高等動物である。
人生の事業だってその通りで、速成のものにはがたが来ることが
ある。私はやはりじっくりと、こつこつ築き上げて行く方が好き
である。
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9月から咲く花「金木犀 (きんもくせい)」
開花時期は、 9/25 ~ 10/10頃。 10月中旬頃にもう一度咲いて 「再びあの香りが♪」 ということもある。 ・とてもよい香り。 ヒガンバナが咲き終わる頃の 9月下旬か10月上旬の ある日突然、 金木犀の香りが始まる♪ (それは年によって 9月25日だったり、 10月3日とかだったりする。 それまで匂わなかったのに どの花も一斉に匂い出す。 不思議♪) 東京近辺では、2019年は 匂い始めが10月13日と、 相当遅かった。 咲いているあいだじゅう 強い香りを放ち、 かなり遠くからでも匂ってくる。 (匂いの元はどこかな?と探すのも、 楽しみのひとつ) ・春の沈丁花(じんちょうげ)と 同じぐらい香る。 ・咲いたあとで雨風があると あっけなく散ってしまう。 はかない。 ・中国南部の桂林地方原産。 中国語では ”桂”は木犀のことを指し、 「桂林」という地名も、 木犀の木がたくさん あることに由来するらしい。 日本では木犀といえば、 ふつう思い起こすのは 金木犀ですね。 金木犀の中国名は「丹桂」。 丹=だいだい色、 桂=モクセイ類。 ・”犀”の字は 「固い、鋭い」の意味あり。 枝が固いからかな? ・江戸時代初期の頃、渡来した。 ・「散らし雨 道端染める 金木犀」 1992年 (筆者)
(花図鑑より)