「一日一言③」
世の中に 本当に心の底から悪い人は
めったにいない ただ、ちょぅっとおばかさんなだけなのよ
アガサ・クリスティ(作家)
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9月に咲いている草木「蒲 (がま)」
池や沼などの浅い水中に 群生して生える。 ・葉は線形で厚い。 ・夏から秋にかけて、 茶色の花穂が目立つ。 ”ソーセージ” ”ちくわ” ”ケチャップをつけてない フランクフルト” のようでもある♪ 「蒲(かば)色」■ → 色 いろいろ へ 冬になるとこの花穂の中から 綿毛がブワーッと出てきて 飛散する。 1本の花穂から出る綿毛には 約10万個のタネがあるらしい。 ・昔はこれで ”むしろ”などを作るので 「くみ」(組)と呼ばれ、 次第に「かま」になり 「がま」になった。 カエルとは関係ないようです。 ・朝鮮語の「カム(材料)」 にも由来する。 ・品種としては、穂先の形などで 「蒲」「小蒲」「姫蒲」に 分かれるが、 みんな似てるので、ここでは 「蒲」ページとして まとめて掲載します。 「蒲(がま)」 → 穂の部分は7~10cm。 先端の花と穂とは ひっついている。 「小蒲(こがま)」 → 穂の部分は約5cm。短い。 先端の花と穂とは ひっついている。 「姫蒲(ひめがま)」 → 穂の部分は7~10cm。 先端の花と穂の間に すきまがある。 ・「蒲団(ふとん)」の 「蒲」の字は、 昔、ガマの綿毛を 寝具に入れたことから。 「蒲鉾(かまぼこ)」は、 最初のころは 竹輪のような形をしており、 ガマの花穂に 似ていたことから。 「蒲焼(かばやき)」は、 うなぎを筒状に 切って焼いていた形が ガマの花穂に 似ていたことから。 ・薬効 切り傷、やけど、利尿 ・薬用部位 花粉 ・生薬名 「蒲黄(ほおう)」 「古事記」によると、 けがをした ”因幡(いなば)の白うさぎ”は、 大国主命(おおくにぬしのみこと)の 指示でガマの穂にくるまり、 その花粉で止血して 傷を治したらしい。 ・別名 「御簾草(みすくさ)」
(季節の花300より)
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