季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花(十月桜)

2011-03-26 05:46:12 | インポート

一日一言

竈(かまど)を起こす

「竈」は、身代、家の財産と言う意味で、家の資産を

殖やすこと。あるいは、一家の名声を高めることを言

うのに用いる。

★彼の人物は、苦学力行の末身を起こし、彼一代で

現在の企業を育て上げた、まさに竈を起こした人物で

ある。

類語:お釜を起こす


3月から咲く花「十月桜」

開花時期は、10/20頃~翌1/10頃。     
  (二度咲き→  3/20頃~  4/10頃)。   
・花弁は八重で、白、または、うすピンク色。     
・全体のつぼみの3分の1が10月頃から咲き、   
  残りの3分の2は春に咲く。2回楽しめる。     
  春の花のほうが少し大きいらしい。             
  冬に「季節はずれに桜が咲いてるな」というときは
  この十月桜であることが多い。                 
・冬、春ともに、葉があるときに咲くことが多い。 


・同様に秋から冬にかけて咲く桜が「冬桜」。     
           (上記「写真集 2」に掲載しています)
  十月桜と冬桜は似ているが、                   
  花弁と花びらの数は、                         
      十月桜 → ”八重”で、花びらは5~18枚 
      冬桜   → ”一重”で、花びらは5枚       
  群馬県藤岡市鬼石(おにし)に冬桜の名所がある。

  十月桜も含めて、秋から冬にかけて咲く桜のことを
  総称して「冬桜」と呼ぶこともあるようだ。     

・秋冬に咲く「桜」には 子福桜 もある。

(季節の花300より)

         


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季節の花(片栗)

2011-03-25 04:26:24 | インポート

一日一言

壁に耳あり

壁に耳があるかのように話の内容が漏れてしまう

という意味から、密談などの漏れやすいことのたとえ

に用いる。

★今回密かに集まって協議した話も、俗に壁に耳あり

と言われるようにいずれ漏れるであろう。

類語:①壁に耳岩に口  ②石に耳あり

   :③耳は壁を伝う   ④壁に耳垣に口口

   :⑤徳利に口あり鍋に耳あり  ⑥藪に耳

   :⑦壁の物言う世   ⑧垣に耳


3月から咲く花「片栗」

開花時期は、  3/20頃~  4/10頃。       
・山地に生える(場所によっては群生する)。       
・ピンク色の花が下向きに咲く。                   
  花は陽のあたるときのみ開く。                   
  くもった寒い日や雨の日は開花しにくいが         
  曇ってても温度が高めだと開花する。             
  なかなかデリケートな花です。                   


・種子が地中に入ってから平均8年目で             
  ようやく2枚の葉を出して開花。                 
・樹冠が緑の葉に覆われる前の(3、4月の)わずかな
  日光を利用して地下の鱗茎を太らせて花を咲かせ、 
  花のあと、5月頃に葉も枯れたあとはずっと       
  次年の3月まで、1年のうちの10ヶ月の間は地中で
  球根のまま休眠する(地面からは消える)。       
  このように、早春、他の花に先がけて花を咲かせ、 
  逆にまわりの木々や草がすっかり緑になる季節に   
  なると地上から全く姿を消してしまう植物のことを 
  ヨーロッパでは                                 
  「スプリング・エフェメラル”春のはかない命”」や
  「エフェメラルプラント ”短命植物”」と        
  呼んでいる(エフェメラとは「かげろう」のこと)。
  (節分草(せつぶんそう)も同じ)         


・昔は、球根から”片栗粉”(かたくりこ)を       
  採っていたが、今は8割がじゃがいも、2割が     
  さつまいものでんぷんからつくられている。       
  「片栗」の本物の「片栗粉」は薬局で売っている。 
  片栗粉は消化がよく上質なので漢方薬として病後の 
  滋養用に使われ、江戸時代の本には「病人飲食が   
  進みがたく至りて危篤の症になるとカタクリという 
  葛粉のごとくなるものを湯にたてて飲ましむ」と   
  書かれた。                                     


・「片栗」の漢字は、食用にする根の鱗片が         
  栗の片割れに似ていることからあてられた。       
・古名は「傾籠(かたかご)」。                   
  籠を傾けたようにして咲くところから。           
  それがしだいに「かたくり」となった。           
  また「かたかご」は「片葉鹿子(かたはかのこ)」の
  意味もある → 育ってしばらくは片葉(一枚葉)で 
                葉に鹿子模様の斑点があることから。
・英名は「Dog tooth violet」(犬の歯の”すみれ”)
                   → たしかに似てる♪           


・「もののふの  八十(やそ)少女らが  くみまがふ 
        寺井の上の  堅香子(かたかご)の花」     
            大伴家持(おおとものやかもち)  万葉集

(季節の花300より)


 


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季節の花(杏)

2011-03-24 05:19:09 | インポート

一日一言

壁に突き当たる

「壁」は、ここでは障害物・困難と言う意味で、

琴を行うに当たって、それ以上進むことが出来

ない困難にぶつかったとき、あるいは、仕事な

どが行き詰まった時に用いる。

★今回の原発事故で、放射能汚染対策が一つの

壁に突き当たった大きな問題となった。


3月から咲く花「杏(あんず)」

開花時期は、  3/20頃~  4/  5頃。   
・中国原産で、奈良時代に梅とともに中国から   
  渡来したといわれる。                       
・漢名の「杏子」の唐音から「あんず」となった、
  または、「甘酢梅(あますうめ)」が変化して 
  「あんず」になったとも。                   

・ピンク色の花。桜とよく似ている。           
  開花は桜より少しだけ早いようです。         
  幹の部分は桜と同じく横向きの線が入る。     
  また、豊後梅(ぶんごうめ)は、梅と杏の     
  中間種らしく、杏は豊後梅ともよく似ている。 
  (名前の看板がないとなかなか区別できません)
(季節の花300より) 


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季節の花(ひさかき)

2011-03-23 04:20:10 | インポート

一日一言

壁にする

「壁」は、物と物とを隔てているだけであるところ

から、比喩的に軽蔑されるべき者、愚か者と言う

意味に使われ、他者を軽蔑する、馬鹿にすると

言う場合に用いる。

★あの男の悪い癖は、すぐ自分と比較して他の者

を壁にすることである。

類語:①壁と見る  ②こけにする


3月から咲く花「ひさかき」

開花時期は、  3/15頃~  4/15頃。         
・白い小さな目立たない花を枝に沿って咲かせる。     
  ちょっときつめの匂い。                           
・秋に黒い実になる。                               

・”榊(さかき)”のかわりとして神棚に飾られる。   
  葉のふちは、榊は丸くひさかきは少しギザギザがある。
・浜ひさかきのように葉っぱは外側には反りかえらない。

(季節の花300より)


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季節の花「木五倍子(きぶし)」

2011-03-22 05:40:36 | インポート

一日一言

壁越し水量

壁で遮断されているため自分の目で確かめないで

勝っ手に推量すると言う意味で、実地を見ないで、

また、物事の状況や事情が分らないまま、漠然と

推し量ることのたとえに用いる。

★今回の大震災で机上で災害の状況を壁越し推量

しているようでは、行政は円滑に出来ない。


3月から咲く花「木五倍子(きぶし)」

開花時期は、  3/15頃~  4/15頃。   
・山野に咲くことが多い。                     
・ぶどうの形の花をいっぱい垂らす。           
  ズラッと垂れていると壮観な眺め♪           
・果実に含まれるタンニンが、黒色染料の       
  五倍子(ぶし)の代用になるところから命名。 
  (ふつうに読むと「ごばいし」だ・・・)     
・海岸近くの山地に、これより大型の花を咲かせる
  「八丈木五倍子(はちじょうきぶし)」という花もある。

(季節の花300より)

 


 


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