季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「薄(すすき)」

2019-10-16 04:30:49 | 暮らし
人生日訓(35)

「思い楽しくそんも果報を受く」

全文は、「行ひを作(な)しおけりて、心に悔なく、顔に喜び有。思い楽しく、その果報

をうく。まことかかる行いは善く作されたるなり」というのである、「何が善行である

か」という大きな問題をさらさらと、実験心理風に答えている。現代の私共にも、この

釈迦の体験がそのままわかるような気がする。ある行為をする。そのあとの味がど

んなものかというのである。心に何一つ後悔はない。良心の呵責はどこにもない。そ

の顔はピカピ光って嬉しそうであっる。これが善行をやった者の表情である。いかに

もそのとおりである。

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秋の七草「薄(すすき)」
秋の月見のおそなえとして  欠かせないもの。  【中秋の名月】(十五夜)には  収穫物と一緒に供えられるが  収穫物を悪霊から守り、  翌年の豊作を祈願する意味がある。  (【中秋の名月】は下記参照) ・屋根材のほかにも、  炭俵用、家畜の飼料用  などとしてもよく利用される。 ・ススキの「スス」は、  葉がまっすぐに  すくすく立つことを表わし、  「キ」は芽が萌え出でる意味の  「萌(キ)」だと言われている。        (諸説あり)。 ・箱根の仙石原や、  奈良の若草山で行われる  「山焼き」は、  ススキを野焼きすること。  春先に行う。  この野焼きをしないと、  ススキの草原には  次第に樹木が侵入し、  ススキの原として  維持することができなくなるので、  一年に一度全部焼き払って  ススキ草原を残すようにしている。 ・「常磐(ときわ)すすき」  という種類は  「すすき」に比べて  開花が早いため、  真夏の頃から穂を楽しめる。 ・「すすき」は「芒」とも書く。 ・別名  「尾花(おばな)」    花穂が獣の尾に    似ていることから。  「茅(かや)」    民家の茅葺き屋根    (かやぶきやね)は、    この薄などの茎や葉を用いて    葺(ふ)いた屋根。 ・「茅の輪くぐり」は   茅萱(ちがや)参照。 ・9月7日の誕生花(薄) ・花言葉は「心が通じる」(薄)             ↑ 上へ ■【中秋の名月】(十五夜)  (ちゅうしゅうのめいげつ)  (仲秋の名月、中秋の満月、とも)  旧暦の8月15日の満月のこと。  旧暦(1872(明治5)年まで  使用された暦)での「秋」は、  7月=初秋、  8月=中秋、  9月=晩秋  を指した。→ 8月=中秋  また、毎月一律、  1日=新月、  15日=満月 と呼んだ。       → 15日=満月  よって、  8月15日の月のことを  【中秋の満月、中秋の名月】  と呼んだ。  1872年以降の新暦は、  旧暦より約1ヶ月以上後ろに  ずれることになったので  (旧暦の8月 = 新暦の9月)、  

【中秋の名月】(十五夜)は  新暦では  「9月10日頃 ~ 10月10日頃   の間の満月」を指す。   (日にちは年によって    少しずつずれる)  また、  旧暦の9月13日の月を  「十三夜」と呼ぶ。  (満月の2日前の月)  「中秋の名月」のことを  「最中の月」と呼ぶこともあり、  そこから、  平らな丸いあんこ菓子を  「最中(もなか)」と  呼ぶようになった。             ↑ 上へ ・「秋の野の   美草(みくさ)刈りふき   宿れりし   宇治の京(みやこ)の   仮いおし思ほゆ」    (美草=薄)    万葉集 額田王  「人皆は 萩を秋といふ   よし我は    尾花が末(うれ)を   秋とは言はむ」    万葉集 作者不詳    「虫の音も   ほのかになりぬ 花すすき   穂にいずる宿の 秋の夕暮れ」    金槐和歌集 源実朝   「狐火の   燃(もえ)つくばかり   枯尾花(かれおばな)」    与謝蕪村   「山は暮れて   野は黄昏(たそがれ)の   芒(すすき)かな」    与謝蕪村 ・秋の七草のひとつ。 ・東京周辺の見どころ  <箱根の仙石原>    仙石高原に広がる、    広大なすすきヶ原。    すすきの見頃は10月中旬頃。    バス停「仙石高原」。

(季節の花300より)



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季節の花「萩」

2019-10-15 04:56:49 | 暮らし
人生日訓(34)

「奪うものは奪い返される」

論語の中で、ある日孔子が言っている「速やかにせんと欲する勿れ、小利を見ること勿れ」ローマは一日にしてできない。気を永くして、着実に経営すること、目先の小利には引っかからぬこと、この二つの教訓は今日の経営者にも聞かせたし言葉ではなかろうか。客の足許に付け込んで目先の利益を得ようとする。これは奪うことである。掠めることである。奪うものは必ず世間のうらみを買うにきまっている。泥棒は丸儲け、100%の利益(マージン)であるが、一軒にはいれば百軒のお得意を失ってしまう。
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秋の七草「萩」
開花時期は、 6/ 5 ~ 10/末頃。 ・秋の七草のひとつ。  ・日本各地の山野で  ごくふつうに見られ、  萩といえば  山萩(やまはぎ)を指す。  東京近辺で見られるものは  「宮城野萩(みやぎのはぎ)」と  「山萩」がほとんど。  ここでは「萩」ページとして  1つにしました。 ・「萩」の字は   ”秋”の  ”草(草かんむり)”なので  まさに秋の花だが、  早いものは  夏前から咲き出している。  (でもやはり、   秋の9月頃が見頃♪) ・花は豆のような蝶形花。 ・枝や葉は  家畜の飼料や屋根ふきの材料に、  葉を落とした枝を  束ねて箒(ほうき)に、  根を煎じて、  めまいやのぼせの薬にするなど、  人々の生活にも溶け込んでいた。 ・地上部は一部を残して枯死し、  毎年新しい芽を出すことから  「はえぎ(生え芽)」となり、  しだいに「はぎ」に変化した。 ・秋の十五夜(満月の夜)に、  「薄(すすき)」  「おだんご」と一緒に  縁側などに置いて、  お供えする習慣がある。 ・あんこのおもちに  「ぼたもち」と「おはぎ」が   あるが、じつは同じもの♪   ◆春のお彼岸 に供えるのは、   春を代表する花の  「牡丹(ぼたん)」にちなんで、   (または牡丹の花に    似ていることから)、  「牡丹餅」→「ぼたんもち」   →「ぼたもち」と    呼ばれ、  ◆秋のお彼岸 に供えるのは、   秋を代表する花の   「萩」にちなんで、   (または、表面の    アズキの皮の部分が    萩の花に似ていることから)、  「萩餅」→「御萩餅」   →「御萩(おはぎ)」と   呼ばれるようになった。  それぞれには  小豆(あずき)のあんこが  入っている。   ・別名  「庭見草」(にわみぐさ)  「野守草」(のもりぐさ)  「初見草」(はつみぐさ) ・9月18日の誕生花(萩) ・花言葉は「柔軟な精神」(萩) ・宮城県の県花(宮城野萩)             ↑ 上へ ・「秋風は   涼しくなりぬ 馬並(な)めて   いざ野に行かな 萩の花見に」    万葉集 作者不詳  「人皆は   萩を秋といふ よし我は   尾花が末(うれ)を   秋とは言はむ」    万葉集 作者不詳  「わが岳(おか)に   さを鹿来鳴く 初萩の   花妻問ひに 来鳴くさを鹿」    万葉集 作者不詳  「高円(たかまど)の   野べの秋萩 いたづらに   咲きか散るらむ   見る人なしに」    万葉集 作者不詳  「高円(たかまど)の   野べの秋萩 この頃の    暁(あかつき)露(つゆ)に   咲きにけるかも」    万葉集 大伴家持  「宮人の 袖つけ衣 秋萩に   匂ひよろしき   高円(たかまど)の宮」    万葉集 大伴家持  「指進(さしずみ)の   栗栖(くるす)の小野の   萩の花 花散らむ時にし   行きて手向けむ」    万葉集 作者不詳  「かくのみに   ありけるものを 萩の花   咲きてありやと   問いし君はも」    万葉集 余明軍   「道の辺の   小野の夕暮 たちかへり   見てこそゆかめ 秋萩の花」    金槐和歌集 源実朝  「一家(ひとつや)に   遊女も寝たり 萩と月」    松尾芭蕉  「白露を   こぼさぬ萩の うねりかな」    松尾芭蕉   「行き行きて   たふれ伏すとも 萩の原」    河合曽良(かわいそら)  「わけている   庭しもやがて 野辺なれば   萩の盛りを わがものに見る」    西行法師    (さいぎょうほうし)  「萩の風   何か急(せ)かるゝ 何ならむ」    水原秋櫻子    (みずはらしゅうおうし)             ↑ 上へ ・東京周辺の見どころ  <向島百花園   (むこうじまひゃっかえん)>    一年中なにかしらの花が    咲いている、花の宝庫。    長さ20mくらいの    「萩のトンネル」が有名。    花見頃9月中旬~9月下旬。    墨田区東向島。    最寄駅     東武伊勢崎線東向島駅  <大悲願寺(だいひがんじ)>    五日市の、別名「ハギ寺」。    「白萩」が有名。    花見頃9月中旬~9月下旬。    東京都あきる野市横沢。    最寄駅     JR五日市線     武蔵増戸(ますこ)駅




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季節の花「シクラメン」

2019-10-14 04:40:13 | 暮らし
人生日訓(33)

「七十にして心の欲する所に従って矩(のり)こえず」」

孔子は面白い年齢哲学を考え出した人である。「十五にして学に志し、三十二して立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、と六十にして耳順い」最後に、「七十にして心の欲する所に従い矩をこえず」と言っている。孔子は何でも七十三四で逝去しているらしいので、この言葉は彼が亡くなる少し前の言葉であろう。人間も七十ぐらいになると、自分のしたい放題のことをしても、ちゃんと人生日のルールに沿ってきて脱線することがないという自分の体験を述べられたものと思う。私んども、もうそろそろ、八十歳近くになったのだが、さすがに孔子の言っている言葉が少しはうなづけるところもあり、孔子は少々さばをよんでいるのではないかと不安に思う節もある。

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10月から咲く花「シクラメン」
開花時期は、10/25 ~ 翌 4/20頃。 ・地中海沿岸地方原産。  明治末期に渡来。 ・花屋さんでよく見かける。 ・花びらは5枚あり、  いずれも上に強くそりかえる。 ・初冬から春まで咲く。  年末年始頃から  室内でもよく飾られる。  色はさまざま。  鑑賞用の園芸植物。  寒さに強い品種のことを  「ガーデンシクラメン」と呼ぶ。  また、シクラメンのことを、  園芸では「ミニシクラメン」と  呼ぶことが多い。 ・1月7日、2月4日、  12月8日の誕生花 ・花言葉は「清純、思慮深い、       内気、はにかみ」 ・別名  「篝火花」(かがりびばな)    篝火をたいているような    花の形であることから。  「豚の饅頭」   (ぶたのまんじゅう)。    シクラメンの原産地である    トルコやイスラエルで、    野生の豚が       シクラメンの球根を    食べたことから。    豚にとっては饅頭がわり、    ということで・・・。

(季節の花300より)


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季節の花「磯菊(いそぎく)」

2019-10-13 05:31:04 | 暮らし
人生日訓(32)

「みんなの意見を聞く」

孔子は六十歳のことを「耳順う」といったが、耳が両側にあるように左右の意見をきくがいい。賛否の両論に耳を傾けるがいい。他人の意見に耳をかさぬようになっては人間もおしまいである。仏教では、智者のことを「多聞」といっているのも面白い。多聞は寛大の異名でもある。もっと深く掘り下げて、この「みんな」というものを分析してみると、この地上の万人はみんな違っている。目の耳も、自然、心も違っている。この違っているということが大切であり、かくてこそ、この世間は楽しく、面白いのである。もし、これがみな同じであったら、一体、この世の中は何と物憂いkとであろう。

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10月から咲く花「磯菊(いそぎく)」
開花時期は、10/25 ~ 12/15頃。 ・海岸沿いなどに生える。 ・黄色の小さい花がたくさん咲く。 ・葉っぱのふちが白いのが特徴。 





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季節の花「十月桜(じゅうがつさくら)」

2019-10-12 04:25:10 | 暮らし
人生日訓(31)

「木を植ゆれば鳥を栖(す)ましむ」

これは日蓮上人が佐渡の国に流罪となって、渡船の順風を寺泊に待っているときにかかれたもの、文永八年十月二十二日の書簡、行間、烈烈たる信火が燃えているのを感ずる。著者は日蓮上人のことについては、ほとんど素人なので、この一句を手にしたものの、その真意を解釈するだけの学解に乏しい。自然、我流のこじつけに鳴って居るかも知れない。著者にはこの一句が素晴らしいものと受け取れる。その対句は、上に「水を澄ませば月をうかがう」とある。何事も先手を打っているのである。水が濁っていれば駄目である。心の水が濁っていては月光は受け取れない。鳥をいくら呼んでも集まらぬのは水が足りぬのである。樹葉に鳥のついばむ虫がないからである。もし鳥を住ましたいと思ったら、先ず、手始めに、鳥の住めるような環境を作ってやることである。鳥を呼び寄せる正当な手段をとらねばならない。

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10月から咲く花「十月桜(じゅうがつさくら)」

開花時期は、10/20 ~ 翌 1/10頃。  (二度咲き→ 3/20 ~ 4/10頃)。 ・花弁は白、または、うすピンク色。 ・全体のつぼみの3分の1が  10月頃から咲き  (開花ピークは11月)、  残りの3分の2は春に咲く。  1年に2回楽しめる。  春の花のほうが少し大きいらしい。  秋や冬に、  「季節はずれに桜が咲いてるな」  というときは  この十月桜であることが多い。 ・同様に、  秋から冬にかけて咲く桜に  「冬桜」がある。   (上記「写真集」に掲載)  「十月桜」と「冬桜」は似ていて、  「十月桜」の花びらはやや細めで、    八重のものもあり、  「冬桜」の花びらは太めで、5枚。  (両方並んでたら区別は難しそう・・)。  群馬県藤岡市鬼石(おにし)に  冬桜の名所がある。  十月桜も含めて、  秋から冬にかけて咲く桜のことを  総称して「冬桜」と  呼ぶこともあるようだ。 ・秋冬に咲く「桜」には  子福桜(こぶくざくら) もある。

(季節の花300より)



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