季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「女郎花(おみなえし)」

2019-10-21 04:37:05 | 暮らし
人生日訓(40)

「ジュニャーボード」

課長級を中心とした「青年重役会」を作らせることである。トップクラスの重役の気

づかぬような貴重な提案が出てくることが多い。血の気の多い三十歳前後の青年

のことだから、彼らのエネルギーがこの「青年重役会」で吐き出されてくると、会社

の空気はとみに清新に盛り上がってくる。もとより最高重役会とたまには食い違い

も起こってくることもあるが、社長がこれを正しくさばいて行けばいいのである。
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秋の七草「女郎花(おみなえし)」

開花時期は、 7/ 5 ~ 10/10頃。  「秋の七草」だが、  夏頃から咲いている。 ・黄色い清楚な5弁花。  山野に生える。 ・「おみな」は「女」の意、  「えし」は古語の  「へし(圧)」で、  美女を圧倒する美しさから  名づけられた。  また、もち米でたく  ごはん(おこわ)のことを  「男飯」といったのに対し、  「粟(あわ)ごはん」  のことを「女飯」といっていたが、  花が粟つぶのように  黄色くつぶつぶしていることから  「女飯」→「おみなめし」      →「おみなえし」  となった、  との説もある。 ・漢字で「女郎花」と  書くようになったのは  平安時代のなかば頃から、  と言われている。 ・薬効   消炎、利尿 ・薬用部位 全草、根 ・生薬名   「敗醤草(はいしょうそう)、    敗醤根(はいしょうこん)」 ・「男郎花(おとこえし)」  という花もあり、  こちらは白い花。  形はそっくりだが  女郎花より  「力強く」見えるとのこと。 ・別名  「粟花」(あわばな)、    黄色い花が    粟に似ているから。  「思い草」(おもいぐさ)。 ・8月16日の誕生花(女郎花) ・花言葉は  「約束を守る」(女郎花) ・「手にとれば   袖(そで)さへ匂ふ  女郎花   この白露に 散らまく惜しも」    万葉集 作者不詳  「女郎花 秋萩凌ぎ さを鹿の   露分け鳴かむ   高円(たかまど)の野そ」    万葉集 大伴家持  「さを鹿の   己が棲む野の 女郎花   花にあかずと   音をや鳴くらむ」    金槐和歌集 源実朝  「ひょろひょろと   猶(なお)露けしや 女郎花」    松尾芭蕉

(季節の花300より)



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季節の花「藤袴 (ふじばかま)」

2019-10-20 04:24:43 | 暮らし
人生日訓(39)

「信はこれ義のもとなり」

聖徳太子の言葉、さすがに仏教信者であった太子は、この「信」ということに大きい

比重をかけられていた。「信」というのは字の形でもわかるように「人の言葉」であ

る。全動物のうち言語を持っているものは、まず人間だけであろうといわれている。

音や声を出す動物はあっても、それは言葉ではない。言語は人間の特権であるらし

い。ところが言語を発明した人間は、嘘つきでもある。うその言葉は「信」ではない。

その人の言葉に嘘がなければ信用をうける。したがって「信」があるかないかが、善

か悪か真か偽かの分かれ目である以上、物が成就するのは「信が本で」ある。
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秋の七草「藤袴 (ふじばかま)」

開花時期は、10/ 1 ~ 11/25頃。 ・小さいピンク色の花が  たくさん咲く。 ・花の色が藤(ふじ)色で、  花弁の形が袴(はかま)のようで  あることから、この名前に。 ・全体に桜餅のような香りがする。 ・平安時代の女性は、  これを干した茎や  葉っぱを水につけて髪を洗った。  また、防虫剤、芳香剤、  お茶などにも利用した。 ・葉が3深裂するのが特徴。  ほとんど  別の葉っぱのように見えて、  元は一つの葉っぱ。 ・秋の七草のひとつ。 ・薬効   神経痛(入浴剤にする) ・薬用部位 つぼみがついた全草 ・生薬名 「蘭草(らんそう)」 ・「藤袴   きて脱ぎかけし 主や誰   問へどこたへず   野辺(のべ)の秋風」    金槐和歌集 源実朝

(季節の花300より)


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季節の花「葛(くず))」

2019-10-19 04:42:54 | 暮らし
人生日訓(38)

「ニューフロンティア精神」

アメリカの元大統領は、「新開拓の精神」ということを約束した。開店当初の新鮮な

意気を持つことである。創業時代の気持ちをもう一度持つことである。どんあ店でも

繁盛してくると、とかく、昨日の実績にあぐらをかいてしまう。惰性に乗ってしまう。そ

ぉで、もう一遍、新規まき直しのつもりで「店づくり」やるのである。

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秋の七草「葛(くず))」

開花時期は、 8/15 ~ 9/末頃。 ・秋の七草の一つ。 ・まわりの木々を  つるでおおってしまう程の生命力。  ひと夏で10mぐらい生長する。 ・花は下の方から咲いていく。 ・大和の国(奈良県)の  国栖(くず)というところが  葛粉の産地であったところ  からの命名。  漢字の「葛」は漢名から。 ・つるの繊維部分は  「葛布(くずふ)」の原料。    (静岡県掛川市特産) ・根には、多量のでんぷんを含み、  葛粉(くずこ)もとれる。     → 葛餅(くずもち) ・薬効   解熱、せきどめ、風邪 ・薬用部位 根 ・生薬名 「葛根(かっこん)」 ・別名  「裏見草(うらみぐさ)」。   葉が風にひるがえると   裏の白さが   目立つことから。   平安時代には「裏見」を   「恨み」に掛けた和歌も   多く詠まれた。   ・「ま葛原   なびく秋風 吹くごとに   阿太(あた)の大野の   萩の花散る」       万葉集 作者不詳   「梨棗(なつめ)   黍(きび)に   粟(あは)つぎ   延(は)ふ葛の   後も逢はむと 葵花咲く」    万葉集 作者不詳   「葛の風   吹き返したる 裏葉かな」    高浜虚子
(季節の花300より)



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季節の花「撫子(なでしこ)」

2019-10-18 04:59:15 | 暮らし
人生日訓(37)

「汝ら人にせられんと思う如く人にもしかせよ」

キリストの言葉には余りに調子が高すぎて私どもには、往々、ついてゆけぬような節があるが、この句などは我々凡人にもわかるような気がある。イエスという字とは、余程、オクターブの高い人であったような¥に、私には、思われる。強い霊感を受けていたからであろう。ちょっとこの点、親鸞に似たところが見受けられる。孔子にも、これに似た語がある。「おのえの欲せざるところ、人にほどこす勿れ」と言っている。その反対がこのイエスの句である。自分にやって欲しい、こうしてほしいと思うところを他人にやってやれ、というのであろう。私はごく平凡にそう受け取っている。これなら私にもよくわかる。
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秋の七草「撫子(なでしこ)」

6月頃から8月頃にかけて開花。 ・ピンク色の可憐な花。  縁がこまかく切れ込んでいる。  我が子を撫(な)でるように  かわいい花であるところから  この名前に。 ・この撫子を代表とする、  ダイアンサスの花には   英名で「ピンク pink」の  名前があり、  「輝く目」の意味がある。  ピンクという色の語源は  この花にあるらしい。 ・「撫子(なでしこ)色」・早咲きと遅咲きがある。 ・よく見られるのは   「河原撫子(かわらなでしこ)」。  河原に生えるとも限らないが、  なぜか、この名前。  野、山、高原どこででも見かける。  どちらかというと  日当たりのよい草原・・。 ・中国から平安時代に渡来した、  「唐撫子(からなでしこ:石竹)」  に対して、  在来種を  「大和撫子(やまとなでしこ)」  と呼ぶ。  日本女性の美称によく使われる。 ・薬効   膀胱炎、むくみ ・薬用部位 河原撫子のタネ ・生薬名 「瞿麦子(くばくし)」 ・秋の七草のひとつ。 ・4月25日の誕生花(美女撫子)  8月11日の誕生花(河原撫子) ・花言葉は  「長く続く愛情」(美女撫子)  「貞節」(河原撫子) ・「野辺(のへ)見れば   撫子の花 咲きにけり   わが待つ秋は 近づくらしも」    万葉集 作者不詳  「秋さらば   見つつ偲(しの)へと   妹(いも)が植えし   屋戸の撫子   咲きにけるかも」    万葉集 作者不詳  「わが屋戸に   まきし撫子 いつしかも   花に咲きなむ   なそへつつ見む」    万葉集 大伴家持  「久方の   雨は降りしく 撫子が   いや初花に 恋しきわが背」    万葉集 大伴家持  「うら恋し   わが背の君は 撫子が   花にもがもな   朝な朝(さ)な見む」    万葉集 大伴池主  「草の花は、なでしこ。   唐のはさらなり、   大和のもいとめでたし」    枕草子    清少納言   (せいしょうなごん)  「ゆかしくば   行きても見ませ 雪島の   巌に生ふる 撫子の花」    金槐和歌集 源実朝  「御地蔵や   花なでしこの 真中に」    小林一茶

(季節の花300より)



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季節の花「桔梗(きききょう)」

2019-10-17 04:29:33 | 暮らし
人生日訓(36)

「なくてはならぬ人になる」

一つの職場にとって、その人がいなくては車が回ってゆかぬほどの人物なら、万人

の尊敬を受け、相当の報酬を受ける。それでいいのである。いてもいなくてもいい、

どこにでもいっぱいいる。そんな人物は世間からはじき出されてしまっても仕方がな

い。お互いになくてはならぬ重要な人物になりたい。仏教ではそういう人物のことを

「羅漢(らかん)」といいう。羅漢と聞くと、五百羅漢を思い出し、グロティクスな仙人

の顔を思い出すであろうが、「羅漢」という意味は、「与えられる価値あるもの」という

ことで、中国ではうまく「応供」tろ訳している。「供養を受けるに相応しい人物」という

こと、月給をあげても惜しくない人ということになる。

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秋の七草「桔梗(きききょう)」
開花時期は、 6/10 ~ 8/10頃。 ・夏の花だが、  「秋の七草」のひとつに数えられる。 ・漢名の「桔梗」を  音読みしたら「ききょう」。 ・色は紫または白。 ・開花直前の  丸くふくらんだ状態がおもしろい。  これは、開花前には花びらが  互いのふちで    くっついたまま膨れていくために、  つぼみのときは  風船のようにふっくらして見える、  ということらしい。  プチュッとつまむと  水がはじけ出る。  (花がかわいそうなので   やめましょう♪) ・薬効   せきどめ、去痰 ・薬用部位 根 ・生薬名 「桔梗根(ききょうこん)」  また、この薬用成分の  サポニンというものは  昆虫にとっては有毒なため、  昆虫からの食害から  自らを守っている。  (キキョウサポニンと呼ばれる) ・昔から武士に好まれたようで、  家紋に取り入れられたり、  江戸城には「ききょうの間」や  「桔梗門」の名前がある。 ・万葉集に出てくる「あさがお」は、  この桔梗の  ことだろうといわれている。 ・平安時代の辞書には  「阿利乃比布岐(ありのひふき)」  として載る  → 「蟻(アリ)の火吹き」   蟻が桔梗の花びらをかむと、   蟻の口から   蟻酸(ぎさん)というのが出て、   桔梗の花の色素アントシアン   というのを変色させるために、   紫の花の色が赤く変わる。   (蟻が火を吹いたように見える) ・「桔梗」は「きちこう」とも読む。 ・8月12日、9月2日の  誕生花(桔梗) ・花言葉は「清楚、気品」(桔梗) ・「桔梗の花   咲く時ぽんと 言ひそうな」    加賀千代女   「朝顔は   朝露負(お)ひて   咲くといへど   夕影にこそ 咲きまさりけれ」    (朝顔=桔梗)    万葉集 作者不詳

(季節の花300より)







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