町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

【悲報】武蔵野線205系、メルヘン顔が消滅へ

2019年10月03日 | JR東日本

E231系・209500番台の置き換えが進む武蔵野線の205系ですが、1991年より導入された通称メルヘン顔の生え抜き編成の内、最後まで残存していたM65編成が運用離脱してしまいました。これにて新製配置された編成は全て消滅になりました。

京葉線向けに配置されたグループと同様に、正面デザインを曲面にしたことが特徴的な武蔵野線向け205系。京葉線の単なる色違いに見えますが、中身は更に改良されており、車内の吊り手を三角形に変更し戸閉装置を6扉車や相模線向け500番台と同様鴨居部に収める直動式にしています。また、走行機器関係では唯一耐雪ブレーキを標準装備していることも特徴でした。相模線の205系が豊田電車区から国府津電車区に移管されることが決定した際は、4両化の上で乗務員訓練に使用された実績もあります。

編成数が少ない為、出会う機会に恵まれず車内の写真が撮影出来なかったのが残念ですが、走行する姿は収められたので、まぁ良し、としておきましょう。

武蔵野線に配置の205系は、全編成がインドネシアへ譲渡することが発表されており、メルヘン顔編成に関しても先に渡ったグループが既に当地で活躍を始めていますが、末長い活躍を願いたいですね。



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年々数を減らす直流区間のスタンダード

2019年07月01日 | JR東日本

新幹線の開通後も依然として在来線の輸送力増強にも追われていた1960年代当時、高速貨物列車用の直流機関車としてEF65型は登場しました。貨物用として計画されながらも、高速運転に対応した性能が評価され、寝台特急の牽引に対応した500番台と、正面に貫通扉を設置し総括制御に対応した1000番台が加わり一気に直流区間の主力機関車としての地位を確立しています。

そんなEF65も今や後継機の増備で廃車が進行、イベント用などを除けば見る機会はすっかり少なくなってしまい、JR貨物で定期運用を持つのは更新工事施工車のみとなってしまいました。

筆者は機関車にはそれ程思い入れは無く、来たら適当に撮るくらいに構えていましたが、首都圏の貨物輸送といえばEF210が当たり前になった今、EF65が姿を見せると「あっ!」と反応してしまうようになりました。上は武蔵野線の205系を狙うついで、下は南武支線を利用した時に偶々やって来た単機回送中の姿を撮影したものですが、今後は他路線で活躍する場面も撮影してみたいですね。


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直流電化区間のマルチプレイヤー・EF210

2019年05月16日 | JR東日本

武蔵野線から引退が進む205系撮影の序でに、旅客列車の合間に運転されている貨物列車を撮影して来ました。何れの列車も牽引機はJR貨物のスタンダードとなったEF210形です。1996年以来、1300t列車の運用拡大と共に老朽化の進んでいたEF65EF66の置き換えも視野に入れて増備を進められて来た同機は、当初に配置された岡山機関区をベースに東海道本線・山陽本線の高速貨物列車を中心に運用されて来ましたが、数が増えるにつれ運用を拡大し東北本線宇都宮貨物ターミナルから中央本線八王子駅、高崎線倉賀野駅、果ては瀬戸大橋を超えて予讃線高松・新居浜方面にまで活躍の場が広がりました。

コキ100系列で組成されたコンテナ列車の先頭に立つ119号機。基本番台は下枠交差型パンタでしたが、100番台よりシングルアーム式パンタグラフに改められました。“ECO-POWER桃太郎”の愛称は岡山に配置されたことが由来ですが、貨物列車用機関車に愛称が付けられたのは初めてのことで、以後登場したJR貨物の新型機関車には愛称が付与されるようになりました。

タンカー列車を牽引する124号機。後ろに連なるのは石油輸送の主力貨車タキ1000です。日本石油輸送色が基本ですが、時折紺色タキとの混成も見られます。

国鉄時代はEF66などを除けば実用性重視だった機関車もどんどんスタイリッシュな姿になって行きますが、これだけデザイン性が出て来ると貨物だけでなく客車列車を牽引する姿を一度でいいから見てみたくなりますね・・・。


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快速伊豆初日の出号2019

2019年01月01日 | JR東日本

新年あけましておめでとうございます。本年2019年も、このブログをご覧になっている皆様の鉄道趣味活動が一層充実することをお祈りいたします。

更新をサボりにサボっている当ブログの新年一発目の記事は、筆者の毎年の恒例行事である初詣後の伊豆初日の出号乗車ですが、今年は本来充当される予定だった伊豆急行2100系黒船電車が重要部検査に入ってしまい、JR東日本の185系6両編成による代走になりました。特急踊り子やムーンライトながらで散々乗車しているので、ありがたくない事態ですが引退を間近に控えた185系の臨時列車ということで、まぁ良い体験だったのかも知れません.

日が昇り明るくなってきた伊豆急行線の片瀬白田駅に停車中の185系B5編成。初詣列車の表示は用意されていないので、文字だけの臨時快速表示です。

上り普通列車で運用中の8000系と交換する185系。本来なら特急は片瀬白田は通過(交換待ちによる運転停車は以前あったようです)してしまうため、同駅での並びは臨時列車ならではですね。

伊豆急下田に到着後乗客を全て降ろし、車庫に引き上げるため車内の点検を受けている同編成。隣の留置線には251系が待機中ですが、双方の編成とも海岸沿いを走行しているためか車体に傷みが見受けられ、老朽化が進んでいることを実感させられます・・・。

車内設備は通常の編成と変わりありませんが、快速運用の為、座席の枕カバーが外されています。(ムーンライトながら、普通列車への充当時と同じ措置)

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209系1000番台、常磐緩行線での運用終了

2018年10月13日 | JR東日本

ここ最近の千代田線界隈を巡る話題では、11月の引退が発表された6000系に注目が集まっていましたが、同時期に2編成のみの少数派として活躍していた209系1000番台も運用終了が発表され、本日の松戸~取手~松戸間の団体臨時列車を最後に運用を離脱しました。1999年12月のダイヤ改正に伴う列車増発で登場し、19年間に渡る活躍で、当時運用されていた1編成のみの存在である207系900番台(2009年引退)・営団06系(2015年引退)と共に異彩を放つ少数派として知られていましたが、今回の209系撤退で千代田線に直通するJR車両はE233系2000番台で統一されることとなりました。

先にマト81編成が離脱し、残ったマト82編成には運用終了に際しヘッドマークが設置され大きな注目を浴びるようになりました。正面非常用貫通扉のEマークは、2016年3月のダイヤ改正でJR車の小田急乗り入れが開始された際に、直通非対応車を示す記号として掲出されるようになったものです。登場から本日の撤退まで機器更新が施行されなかった為、常磐線~千代田線では唯一残るGTOサイリスタによるVVVF車でもあり、都心部で初期の三菱製VVVFの磁励音を聞くことができる貴重な存在でもありました。

本日の団体臨時列車で柏駅を通り過ぎる209系1000番台。ヘッドマークのデザインが上りと下りとでデザインを変えてあります。車体外観も登場時と大きな変化は無く、先頭スカートの大型化や集電装置のシングルアーム化、また先頭車の一部に存在する固定窓の開閉化に留まっています。

車内は千代田線の車両限界に合わせた狭幅ストレートですが、前年に登場した車体幅の広い500番台をベースに設計している為、0番台とは印象が異なります。車内放送の自動化などはE233系2000番台登場後も遂にされる事はありませんでした。

これもまた0・500番台と同じく、次の駅名を固定表示するタイプのLED式車内案内表示器。表示する内容は他番台同様に漢字→ローマ字→カタカナの繰り返しで、駅停車中は駅名が点滅するようになっていました。これは後年改修され、漢字→駅ナンバリング付ローマ字(例:北 千 住→Kita-senju(C-18))の交互表示に改められています。

 

常磐緩行線からの撤退後は中央線方面への転用が仄めかされていたため、大方の予想は中央総武緩行線に転用の上、E231系800番台と共に東西線直通に充当されるものと思われましたが、実際の転用先は中央線快速でした。同線のE233系にグリーン車を増結するため、車両不足が生じることから今回の転用に至ったようですが、新天地での運用開始を楽しみに待ちたいと思います。

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