町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

少数派になってしまったE127系

2015年04月17日 | JR東日本

多忙につき更新がまた滞ってしまい恐縮です。先週は青春18きっぷの使い残しを消化するために関西地方へ遠征しておりましたが、その時にたまたま撮影したE127系電車の写真を上げたいと思います。

新潟・長野地区で普通列車に運用されていた165系・169系急行型電車の置き換えを目的に登場したE127系、未だに新型車のイメージが強いのですが、気付けば今年で20年選手に。北陸新幹線が開業し、信越本線から移管されたえちごトキめき鉄道への譲渡が発表されるまでは新潟近郊路線の主力車両でしたが、現在は2両編成2本のみが残り、早朝から深夜帯を除いては弥彦線の専用車として吉田から弥彦間のみのピストン運用に充当されるのみになってしまいました。

この形式、JR東日本の電車では非常に珍しい東洋電機製VVVFインバーター制御装置を搭載しており起動・停止時に私鉄の電車を思わせる磁励音を奏でるのが最大の特徴で、高速走行時に高音を発するMT71型主電動機のサウンドと共に筆者の好きな車両の一つです。

長野地区用の100番台。東北地区用の交流電車701系に準じた直線的な正面に変更されました、窓割りも同系と同じ構造に改められています。こちらは大糸線の専用車のような位置づけでしたが、後に中央本線・篠ノ井線にも姿を見せるようになりました。現在は123系の引退に伴い中央本線の辰野支線でワンマン列車に充当されることが多くなっています。

新潟・長野地区共に、登場当初は普通列車の主力だった115系が置き換えの対象外だった為JR車にしては少数の増備に終わり、地味な運用に甘んじることになってしまったのは少々残念なものがありますね。

コメント (2)
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