昨日のダイヤ改正から小田急~東京メトロ~JR東日本の三社相互直通運転が開始され、JR車が小田急線内へ、小田急車がJR線へと進出し盛り上がりを見せていますが、一方で2004年12月のダイヤ改正から登場した区間準急がひっそり運転を終了しました。
適当な写真が無かったので過去の写真の再掲載です・・・。この種別は複々線化工事の進行に伴い東北沢駅での待避が不可能になった為に登場しましたが、その経緯から停車駅が代々木上原・下北沢・梅ヶ丘と梅ヶ丘以西の各駅と何とも微妙な種別で、かつて1948年9月~1950年2月という非常に短期間に新宿~新原町田間で存在した通称“桜準急”(ダイヤ上は準急ですが、桜の種別板を掲げていたことからこの愛称が付きました。停車駅は下北沢・豪徳寺と新原町田間の各駅)の運転区間を拡大して再来したような存在でした。
とはいえ、大半の列車が唐木田発着で運転されていた為に時間は掛かっても多摩線に直行できる事や、梅ヶ丘~和泉多摩川間の急行が停車しない区間ではそこそこ便利な種別だったので個人的には残念です。ついでに、2000形の優等運用(この停車駅ではとても優等とは言えませんが)も終了してしまいました。
日中から夕方にかけては殆どが千代田線からの多摩急行に連絡しており、先を急ぐ利用者にも配慮されていました。基本的には8両編成での運転でしたが、後年になり6両編成の列車も若干ですが設定されました。
時には新宿駅の地上ホームへ入線できなくなった1000形ワイドドア車も運用に就く姿も。この種別の廃止でまたまた多摩線・江ノ島線での各停中心に戻ってしまいますね。