以前のSDカードを漁っていたら、長津田駅で撮影したデヤ7200+デヤ7290の写真が出てきました。7500系TOQ-iの導入で2012年2月26日を以って引退し、撮影者の為にさよなら運転が実施された時のものですが、あれから早くも5年の歳月が経過してしまいました。
特製ヘッドマークを着けて長津田駅に進入して来たデヤ。この姿で東急各線を巡回走行しましたが、有名撮影地にカメラを手にした人が大勢集結していたことを思い出します。折り返しの為に駅で停車した時など、一般の旅客車両とは明らかに異なる派手な装いのデヤの登場に、一般の乗客も興味深げに眺めていたことが印象的でした。
長津田駅では検車区お手製の横断幕を掲げてお出迎えになりましたが、旅客営業用ではない事業用電車の引退では極めて珍しい施策でした。さよなら運転後も、しばらくは留置され続けデヤ7200は2013年11月10日の等々力陸上競技場で開催された川崎フロンターレの試合前イベントで展示後に廃車解体、残るデヤ7290は2014年9月の東急電車まつりin長津田での展示後解体となってしまいました。一時期は留置が続いている事から、旧型車両の置き換えを計画していた某私鉄への譲渡も検討されたとの噂がありましたが、結局実現には至らなかったことが悔やまれます。