町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

シーサイドラインフェスタ2017開催

2017年04月09日 | 首都圏のモノレール・新交通システム

昨日の4月8日(土)は、生憎の雨模様ながら去年に続きシーサイドラインフェスタ2017が並木車両基地にて開催されました。今年もまた1000形の保存車両を公開する旨の告知があったことから、休暇を取って参加して来たのでその模様をお届けいたします。

会場の奥へ進むと、最大の目的である1000形の16編成の1161+1162の2両が鎮座していました。アスファルトの地面に直置き出来るのはゴムタイヤで走行する車両ならではですね。通常この手の車両は引退すると1両残さず解体処分してしまうか、先頭車1両のみの保管になってしまうことが多いのですが、横浜シーサイドラインでは5両編成丸ごと保管しています。国内のAGT標準車両としては第一号になるため保存の価値ありと判断されたのかと思いますが、引退後は見ることも叶わなくなると思っていただけに驚きました。

地上の高架線を走行しながらもホームドアに遮られて床下の走行機器を見ることが難しいAGT車両ですが、この日ばかりはじっくりと眺める事が出来ました。軌道から降ろされても普通の電車に比べたら車体がかなり小振りなことも実感します。

ロングシートの座席に1.3メートルの両開き扉を配置した通勤電車らしい車内。引退から約3年の月日が過ぎましたが、驚くほどに状態がよく、写真でもわかるように室内灯は勿論のこと自動放送装置も稼動できるようになっています。除籍後もイベントなどに活用すべく構内で定期的に通電させていることが語られていましたが、ここまで丁寧に整備を行っていることに頭が下がります。

車内に貼られた乗客向けのマナー啓発文や、注意表示なども健在でした。多分3代目くらいのドアステッカーだと思います。これ以前は東急の電車に似たような注意書き入り半透明ステッカー+広告を2枚組み合わせてガラスの下部分に貼り付けていましたが、広告主(エル商会)の倒産に伴い、暫くは注意書きのみになり後にこのステッカーが上部に車内側から貼られるようになったと記憶しています。更に以前の開通当初は子供のキャラが手を挟まれて泣いているイラストが入ったものだったと記憶してますが、あの懐かしいステッカーは今何処か。

上の写真の注意書きと一緒に子供に向けて貼られたと思われる八景島のイメージキャラクター、シーパラシー太のステッカーです。車外から貼り付けられている為、退色が目立ちますね。現行の2000形では何も貼られなくなってしまったのが残念です。

車両基地の奥には、新杉田寄りの3両が留置されていました。塗装に多少の退色はありますが、状態は良く3両目の妻面貫通路は丁寧に板で閉鎖されていました。今の所は2両と3両に分割されていますが、また5両編成になった姿を見たいですね。

 

 

 

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