6050系リバイバルカラー編成で鬼怒川温泉駅に到着後は、同駅を17時38分に出るSL大樹6号で下今市駅まで戻る行程になります。時刻からも分かるように、1年を問わず日が傾き始める時間帯で、秋から冬は真っ暗になってしまうことから余り人気の無い列車らしいのですが、今回はそれらを旅程で上手く活用しています。
鬼怒川温泉駅に到着したSL大樹。先頭に立つC11-207号機は北海道で活躍していた為、濃霧対策の二灯式ライトが目立ちます。
ターンテーブルに載せられ方向転換するC11。夜間はイルミネーションで駅周辺や転車台が彩られています。この後で汽笛を鳴らしますが、ローカル線向けの小型機とはいえ、間近で見ると迫力がすごいですね。
C11を切り離した後の客車。今やすっかり貴重な14系座席車ですが、こうして見ると、かつて存在した夜行急行列車を思わせます。
補機であるDE10切り離し前に。DLが前に連結されていると一層夜行列車の趣きが強くなります・・・。SL列車にしては客車が近代的過ぎますが、むしろ暗い時間に乗車して、かつて運転されていた客車の夜行急行や長距離普通列車の面影を偲ぶのも一興かも知れません。
そのうちDLの牽引で浅草か北千住から会津若松ぐらいまで夜行列車なんか運転してくれませんかね・・・?