以前から低床車の導入を積極的に行ってきた京王バスグループでは、ノンステップ低床車の間でも比較的早くから世代交代が始まっており、草創期に導入されたグループは既に全廃されました。その中で一時期京王バスで大量に投入された中型ロング車は、現状も纏まった数の活躍が見れるものの既に代替の時期を迎え廃車が着々と進み、地方都市の事業者への移籍が確認されるようになりました。今回は仕事で中野駅に立ち寄った時に、南口のバス乗り場で捉えた車両を載せて行きます。
京王バス東・中野営業所に所属する日産ディーゼル・KL-JP252NAN(2005年式)、A40567号車です。筆者としては、ついこの間現れた感覚が抜けませんが、既に配置から12年も経過しています。同車は一時期、八王子市にある高尾の森わくわくビレッジの広告を纏っていたことがありましたが、現在は解除され写真のようにノーマルな姿に戻っています。
上と全くの同型式で、広告も掲出していないA40258号車。中型ロング車の中ではそこそこ経年が浅い為か、中野営業所管内で割りと目にする事が出来ます。しかし、既に10年以上が経過した現在ではいつ代替の対象になっても不思議ではありません・・・。
中71系統に充当の三菱ふそう・エアロミディMKノンステップTKG-MK27FK(2013年式)、D30651号車。主力の日野レインボーⅡに混じり活躍しています。
いすゞエルガ・・・ではなく、OEM車の日野自動車ブルーリボンⅡ・QPG-KV234L3(2014年式)。三菱ふそうの大型車と並ぶ京王バスの主力車種です。乗客の目線では、いすゞ車との相違点は前照灯と車内のプレートなどでしか見出せません。モデルチェンジ後は形態差が一層薄れた為、趣味的視点では面白味が無くなってしまいました。