田園都市線の混雑緩和を目指し、バイパス路線としての機能を持たせる為に大規模な改良工事を行い、その一環で全区間に渡り急行運転を実施する為2008年から専用車の6000系を6両編成で導入して来ました。その後は溝の口延伸も完了し、しばらくは動きが無かった6000系ですが、更なる輸送力増強の為に7両編成化が実施され、中間車デハ6300を新造の上増結し、現在は急行全列車が7両編成で運転されることになりました。今後は新形式6020系で開始した座席指定車『Q SEAT』の予備車確保のため、1両を改造することが発表されています。
春爛漫の大井町線を快走する6000系。2008年当時、大井町線が急行運転の為に専用車を導入すると発表されたことに衝撃を覚えましたが、今や座席指定サービスまで開始され隔世の感があります。
土日祝の日中は長津田までの運用も設定され、線形の良い田園都市線で本領を発揮する姿も見られます。かつては終日に渡り線内折り返しの各駅停車のみの運用だった頃からすれば、利便性は比べ物にならない程に向上しました。
基本的には5000系7次車と共通で化粧板の配色を白、座席を車体カラーと同じイメージのオレンジ系にした車内設備。
ドア上の車内案内表示は15インチ液晶画面です。5000系グループは17インチ画面のセサミクロに換装が進んでいますが、6000系には及んでおらず新造したデハ6300には5000系の発生品(本来写真の白系が標準ですが、同車のみカバーが青系なので判別可)を流用しているようです。