二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

「善いことだからこそ」の苦しさに~YELL~

2008-03-04 23:57:18 | コブクロ
英国の詩人ウイリアム・ブレイクは、「他者に善を行なわんとする者は、微に入り細にわたって行なわなければならない」と言った。

河合隼雄さんは、「こころの処方箋」で、ブレイクの言葉を引用して「良いことを、良いこととして機能させるためには、細心の注意を払って目的達成のために配慮していく必要がある」(「」内は三月の風の解釈)ということについて述べてくれている。(おいらにとって、河合さんは今でも現在進行形の人だ。。。)


粘り強く。くじけずに。不測の事態にもめげないで。イレギュラーこそ、対応できれば華。

負けるな、スタッフ。負けるな、コブクロ。
善いことを、善いこととして、胸を張って成立させてくれ。皆が安心して楽しめるコンサートになるには、チームが胸を張って、自信を持って、細心の注意と良識と暖かさを保っていてほしい。横やりもすごいだろうけど。便乗中傷や無責任なちょっかいもすごいだろうけど。勘違いした観客もいるだろうけど。

これは、一つの挑戦。鵜の目鷹の目の奴らも多かろう。痛むな。ひるむな。でも、優しく、観客達を導いてください♪

ツアーがもうすぐ始まるよ。

行く人、行きたい人、みんな、自分の頭でよく考えて、身を守りながら楽しんでほしい。オオカミにだまされんなよ。食い散らかされるなよ。コブクロのチケット持ってる奴らやTeamに入ってる奴らが、善人とは限らないからな。

賢く身を守れ。甘い話には乗るなよ。。。って、おいらはいかりや長介さんかい?!。。。(いきおい、「8時だよ、全員集合」のエンディングみたいだ。。。)

いつになく柄の悪いおいらを、笑い飛ばしてください。皆が無事にライブを楽しめますように。皆がチームまかせにして他人事のように怒ってるんじゃなくて、一人一人が事態をよくできる方向を選べますように。


とにかく。ツアーが動き出してます。コブクロ頑張れ~!おいらも負けずに生きてくぞ。。。(なんか、しぼみ気味?!いやいや。。。^ー^;)


今日のキャッチフレーズ;
Walking with a friend in the dark is better than walking alone in the light. (Helen Keller)

明日がどうなろうと。大丈夫。全力で行くから。(それしかないし(苦笑))。明日もきっと崖っぷち。それでも、嵐の上には蒼い空がある、はずなんだ。

予報は雪でも。吹雪でも。それでも春はもうすぐだ!

。。。今日はいつにもまして意味不明。すんませんでした。。。
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No.2 「コイン」 ~追憶の公衆電話~

2008-03-04 00:09:48 | 5296
今日の曲は「コイン」。

おいらが初めてコブクロを知った「トップランナー」の時点では、「コイン」はまだできあがっていなかった。小渕氏が「これが、なかなか歌にならないんですよね。」「細かいことを考えてるのが、大好きです。」と、何か凄く幸せそうに語っていたのが、印象的だった。

実際にできあがった「コイン」を聴いて、ちょっと、びっくりした。ちょっと、太刀掛秀子(なぜ知ってるかは聞かないように(笑))の少女マンガを思い起こさせるぐらいに叙情的、というかほのぼの路線で、肯定的な感情表現ばかりで、しかも優しいフレーズだらけの歌を聴いたことが、最近あまりなかったからだ。最近、、、というより、今まで、これだけ優しい曲はあっただろうか、と思うくらい、「コイン」は突き抜けて、優しい。

なんていうのかな、、、人を愛する気持ち、って、こんな気持ちだけだったらいいなぁ、、、って、つくづく思って、自分自身が薄汚れてすれてるのに気付いて、ちょっと洗濯したいような気分だった(苦笑)。


始まりから、終わりまで。「コイン」の世界は、あったかくて、やさしくて、隙がない(爆)。「出来杉君」の恋の告白みたいだ。でも、憧れる。絵が浮かんで印象に残るのは、やはり「自動販売機」のくだりかなぁ。でも、もっと妙に鮮烈な表現は、「10円玉の方が ずっと偉いんだ / 10秒間ずつキミに会える」(「コイン」(コブクロ,2007)より)のフレーズだ。

「10円玉=偉い」という小さいものへのストレートな身びいき(笑)と、10秒間ずつ、というリアルな表現。おいらも昔、東京から自宅へ電話かけたとき、やっぱり10秒間ずつ落ちてたよなぁ。。。(さだまさしは、東京から九州に電話かけたら、10円で3秒くらいしかかけられなかった、と言ってたっけ(笑))100円玉入れる、って手もあるんだけど、100円玉はおつりが出ないから、やっぱどうしても10円玉をがま口(爆)とか巾着みたいなのに入れて、じゃらじゃらさせることになる。ちなみに、「自販機で小銭を用意」というのは、最初「贅沢な奴め」と思ったけど、思い返してみれば、昔は、飲食店と酒屋以外は夜7時になれば閉店してたんだよな。コンビ二もなかったし、マクドも大都市にしかなかった。小渕氏の記憶の中の「コイン」の世界は、それよりはもっと現代かもしれないけど(苦笑)、おいらの記憶では、夜9~10時過ぎともなれば、自販機の灯りが煌煌と照っているだけで、後は街灯と信号機しか目印にならない、そんな暗い住宅街を連想してしまいます、ゴメン(汗)。

「コイン」では、彼女との穏やかな交流が描かれている。おいらも長距離電話常習者なので、その辺のやりとりは、もう非常に共感する。「コイン」を聴くようになってから、以前よりも家族との電話が楽しくなった!♪なんでだろう。「コイン」思い出したり聞いたりすると、「あ、電話しよ♪」って思うんだよね。会えてる時は、「優しくしよ」って自然に思えるし。

「コイン」は「5296」の中で、1、2を争う「啓発ソング」だと思う(爆)。これ聴いて、家族に優しくしよう。これ聴いて、恋の仕方を学ぼう。優しい気持ちになってみよう。。そんな風にもとれるんだ。

ともあれ(あ、逃げた(汗))、「コイン」は、ちょっと過去を描いた曲なんだが、その平和な世界観が、現代とはまた少し違ったアナザーワールドへの扉を開いてくれて、聴く者の気持ちを暖めながらも、最後にはその居住まいをただす、というところが特に秀逸だと思う。

ううう。。。眠くて、ごめん。支離滅裂のまま、終わります(ZZZ。。。)
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