二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

空の向こう側へ(きわめて個人的な、3つのスケッチ)

2011-02-20 22:28:17 | コブクロ
CD「Blue Bird」を購入以来、ずっと聴いている。昨日今日は300km。ほぼずっと聴いていた。
「流星」も過激に繰り返し聴いていたが、今回のCDも同じかそれ以上に再生回数が増えそうだ。


その1:
Blue Birdがよく似合う、週末の青い空を、眺めていた。

あちこちで、耳をふさぎたくなるような、悲しい出来事が起きている。
失われた夢、失われた命、苦しんでいる心、憤りを感じる行為、、、
やりきれない気分で空を見上げたら、青い鳥が飛んでいるような、空が広がっていた。


週末の白い大地と、雪を溶かす春の日差し。まだ冷たい空気と、道路沿いにわずかにのぞいた黒い地面。

Blue bird.

口ずさんだら、涙がにじんだ。
それでも、この歌のように風が吹いてほしいと、そんな、春へのあこがれを強く感じた。



その2:
久しぶりの春めいた陽気に気持ちが高揚して、「君への主題歌」が無性に聴きたくなった。

何度も聴いている内に歌いたくなって、柄にもなく、小さな声で口ずさもうとした。

予想外に、途中で声が詰まって、歌えなかった。
歌っているうちに、胸ものども締め付けられて、不覚にも涙が出ることが分かった。
特にさび。声が震えて、声を上げてそのまま泣きそうになる。
自分の心のどこかが、想像以上に過敏に痛んでいるらしい。
いつの間にか、遠くの友を思っていた。今、痛んでいる、大切な人の顔が浮かんだ。


小渕氏の独唱。こらえる涙が見えるような気がした。勝手な想像だ。


オーケストラとバンドの力強さ、黒田氏と小渕氏のまっすぐで揺るぎない声。
どこまでも届く歌だと思った。

この歌を、震えずに、力強く歌えるようになりたい。小さな声でいいから。いつか。



その3:
コブクロのデモ曲「ラブレター」のすごいところは、10代だったら、きっと自分も書いていただろう(?)手紙が、リアルに描写されている点だ。まぎれもなく10代の自分が、そこにいた(笑)。
自分が出さなかった手紙のことも、書かずに日々頭の中で巡らせていた思いのことも、何だかくすぐったいような、あきれるような、、、でも決して嫌いにはなれない、あの日の幼い自分を、久しぶりに思い出した。

ちなみに、くすっと笑ってしまった技巧。

「言葉」的に、ちゃんと小渕氏はつっこみどころをつくっている(笑)。律儀だなぁ。。。

そんな遊びもこめられた、非常に幸せな一曲だ。

この曲を聴くと、ほっとする。ありがとう。



追伸:「君への主題歌」のオーケストラの旋律、すごく好きです。
マニアックなツボは、「雲の向こう、約束の場所」や、「もののけ姫」を思い出すフレーズがある(注:勝手にそう思っているだけです。ちなみに、印象が連想されるだけで、似ているわけではありません)こと。ある種の感情を引き起こす、とても印象的なフレーズで、強烈に好きだ。何度でも繰り返しインストを聴いてしまう自分がいる(苦笑)。
コメント
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