二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

山葡萄とハチミツ(とクローバー、ではない(苦笑))

2014-09-23 11:53:46 | Weblog
夏以来、怠けぐせがついて、出勤日以外のぐうたら度がひどい(^_^;)。

単に調子が悪いだけですが、それで許されてたら世の中回るわけはなく、、、、
いや、世の中は回るが、崖っぷちから落ちるのは必至であり、、、

そんな自問自答の今日この頃(笑)。

生産性のない気分のまま、ふと気づいて、机上のインク瓶を眺める。

パイロットの「山葡萄」。

きれいな色だけど、およそ実用的ではない。おいらが日頃使う色でもない。だが、妙に気に入って買ったんだよなぁ。何でだろう。

ああ、そうか。不意に昔の記憶が甦った。

ばあちゃんが、好きだったんだ、山葡萄。

おいらがまだ学生だった頃、ばあちゃんもまだずっと若くて、たまに遊びにいったおいらに、健康にいい食べ物飲み物なんかを、よく教えてくれたものだった。

当時のおすすめは「山葡萄ジュース」とハチミツ。
山葡萄、という響きが当時のおいらには新鮮で、それって何?って、ばあちゃんに色々話を聞いて楽しかった覚えがある。

帰りがけには、一瓶5kgのハチミツ瓶を2瓶、母親(ばあちゃんの娘)に持っていけと土産に持たされた(笑)。ばあちゃん、おいら「ファイト一発!」の人ほど屈強じゃねーよ!と焦りつつ、ありがたくもハチミツしょって闇市チックな気分で帰路についたのは、今は懐かしい、ばあちゃんの思い出だ。

だから、なんだな。山葡萄、って聞くと、なんだかあったかい気持ちになるんだ。

山葡萄色のインクは、正直言って、使い手を選ぶと思う。
おいらがものを書くのは、仕事上のメモがもっぱらだから、たまに会議のメモとか読み返して、あるページ全面が山葡萄色だったりすると、「何事?!」って一瞬ビビる。

まあ、その一瞬後には「目が覚めていいか」ぐらいに思うので、別に困ることはないんだが、他人に見せられないのは、マジで感じます(苦笑)。(置き忘れないよう気を付けるので、うっかりもののおいらには、いい薬)

だらだらとそんなことを思い返し、今はもう会えないばあちゃんに少しでも安心してもらうためにも、ちったあ頑張れ、自分、と、やっと気合いが入るのでした。
(その前に、家族に愛想つかされるぞ、ってのもあるんですが(爆))

また、歩き出さなくちゃね。若者じゃなくても、さ。
何ともだらしない、崖っぷちの呟き、でした。

負けねーぞ。とりあえず。
では、また。
コメント
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