Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

衣更え・・・

2011-06-04 22:31:36 | 着物
朝からお天気も良く、気温もぐんぐんと上がり、先週の寒さが嘘のようですね。
平日の睡眠時間が短かったのですが、やる事が多かったので早めに起床。
朝のうちにオークション出品用の撮影を済ませました。

午前中は歯医者さんを予約していたので、行ってきました。
矯正をしている間は歯の治療ができないので、通院するのは数年ぶり。
虫歯がいくつかあったのですが、矯正をした割には虫歯が少ないと言われました。
歯磨きをしっかりしていた証拠だね、と、誉められてちょっと良い気分

6月に入って初めての着物デーなので、小物類を入れ替えました。
着物と同じく、小物類も6月に衣替え(?)をします。


お稽古の時に持っている籠も、夏仕様になりました。
冬は黒っぽい籠ですが、夏は竹の色のままの明るい色の籠になります。
布も冬は縮緬などですが、夏は絽を使います。
朝顔と流水の描かれた絽縮緬の生地に、鮮やかな水色の紐をあわせたもの。


いつも籠の中に入れている小物類も絽に変ります。
懐紙入れ・カード入れ・ティッシュケース・足袋入れ・立鏡・ポーチ・三角袋など。
お揃いの生地のものは、京都・祇園の幾岡屋さんで誂えて頂きました。

籠や小物類を入れ替えると、一気に涼しげで夏らしい雰囲気になりました。
暑さを我慢しながら、お茶のお稽古に行くために着付開始


今日から単衣ということで、長襦袢から半襟から全て変ります。
長襦袢は絽。着物は単衣。半襟・帯揚げも絽。帯締めは細めの夏物。
茶道的には帯も絽なのですが、世間では6月上旬はまだ絽でなくても良いとの事で、
なかなか締める機会のなかった季節モノの帯を締めてみました


着物は淡い若苗色の縮緬地に、白い蛍ぼかしが入ったスッキリとした小紋。
帯は少しピンクがかったオレンジの塩瀬地に、流水と杜若が描かれた名古屋帯。
帯揚げは白い絽地に赤い絞りの輪出し。
帯締めは白地に赤いポイント柄の細めの夏帯締め。

今日のお稽古は長板の二つ置きという薄茶のお点前でした。
お菓子はこの時期どの和菓子屋さんでも見かける「若鮎」
どらやきの皮が薄くなったような生地に、求肥を挟んで焼印をし、鮎に見立てたもの。
お花は籠に活けられた山紫陽花と縞葦。

お軸は「閑座聴松風(かんざしてしょうふうをきく)」と書かれた墨跡。
茶道では、釜の湯が沸く音を「松風」といいます。一切の雑念を捨て、
静かに座って釜の湯が沸く音に耳を傾ける、という意味です。
禅語としての意味合いは、私の文章ではうまく伝わらないので割愛します(笑)

着物は着付中は暑いのですが、一度着てしまえばそう暑くないのが良いところ。
でも、着物の中はかなり汗をかくので、シーズン終わりにはケアに出さないと、
来年着る時には汗ジミになっている事があるので、夏着物は気を使いますね。

でも袷の着物と比べると単衣は断然軽いので、着ていてとっても楽でした