Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

十五夜・・・

2011-09-12 23:53:23 | 日記
今日は十五夜、中秋の名月が見られる日です。
この中秋の日にちょうど満月になることは少ないようなのですが、
今年は中秋と満月が重なったそうで、とても綺麗なお月様が見られました。

中国から伝わったこのお月見の祭事は、平安時代にはとても雅なものとなり、
貴族たちは池に船を浮かべて池に映った月を眺めながら歌を詠んで遊んだそうです。

この陰暦8月15日はちょうど里芋の取れる時期にあたり、月に里芋を供えたため、
「芋名月」と呼ばれていたとか。次第に稲作が発達してくると稲の収穫祭と結びつき、
薄を稲穂に見立て、飾るようになったそうです。

このような事から月は豊かな実りの象徴とされ、月と同じ丸いお団子を食べる事で、
健康と幸せが得られるという考えから、お団子が供えられるようになりました。

こうして、月の見える縁側や窓辺に薄を飾り、月見団子や里芋などとともにお酒
供えて月を眺める現在の形が出来上がったようです。


私の部屋からは月がよく見えるので、寝る前のしばらくの間、月を眺めていました。
静かに夜の空に佇む満月は、心を落ち着かせてくれます。

本当は昨日の夜に向島百花園で行われていた月見の会に行きたかったのですが、
予定が入っていたので断念しました。萩もちょうど綺麗な時期ですし、残念です・・・
琴の演奏や茶会、お供え式などが催されたそうで、来年は是非行ってみたいです。

萩だけでも見に行こうかなぁ・・・