今日はいつもとは違って、昨年10月にも行った日本橋三越「はじまりのカフェ」
での出張レッスンです
前回のレッスンが好評ですぐに満席になりキャンセル待ちも10名以上も出ていた
ため、人気コーナーと判断されたようですぐに次のレッスンが決まりました
今回も予約が取りづらいことが予想されたので、私は予約開始と同時にカフェに
電話をして予約させて頂きました
今日はお豆をつかった煮込み料理メインにして、そこで出来上がったものを少し
リメイクした前菜を3種類と、ちょっと和風なデザートを作ります
こちらのレッスンはいつものご自宅でのレッスンとは違って、中央のキッチンに
先生が立ってのデモンストレーション形式。
まずはメイン料理から作っていきます。メインは「Petit sale aux lentilles」。
パリから特急で3時間ほどのフランス中部にあるオーベルニュ地方の郷土料理で、
塩漬けの豚肉(プティ・サーレ)を使った煮込みものです
お肉は豚肩ロースがお勧めですが、スペアリブや肩ロースでも出来るそうです。
塩漬け肉に近づけるため、事前にお肉の全面に塩をすりこんで30分~1時間ほど
置いておくと良い味に仕上がります
一緒に煮込む香味野菜は人参・セロリ・玉ねぎ。いずれも7mm角程度にカットし
みじん切りにしたニンニクと一緒にオリーブオイルをひいたフライパンで炒めて
香りが立ったら白ワインを加えてアルコールを飛ばします。
香味野菜やお肉と一緒に煮込むのがレンズ豆です。日本ではあまり使われないの
ですが、オーベルニュ地方の特産品で、とても古くからある豆なのだそうです。
メガネなどに使われるレンズという言葉ですが、この豆に形が似ていることから
そう呼ばれるようになったそうですよ
レンズ豆は水で戻したり下茹でする必要がない、とっても使いやすいお豆です。
香味野菜を炒めたお鍋の中に豚肉・さっと水洗いしただけの乾燥レンズ豆・水・
ブーケガルニを加えたら、沸騰してから弱火にして40~50分煮込むだけ。
旨味や水分を逃がさないためには、ルクルーゼやストウブなどの蓋の重いお鍋を
使うのが良いのだそうです
レンズ豆が乾燥ではなく水煮しかなかった場合には、レンズ豆以外の材料を先に
20分ほど煮込み、そこに水煮レンズ豆を入れて、残りの時間煮込むそうです。
煮込み終わったら塩コショウで味を整えるだけのシンプルなお料理です。食べる
その日に作るのではなく前日に作って置いておくと、味がさらに染みるとか
続いてメイン料理で煮込んだレンズ豆と香味野菜を使って、3種類の簡単な前菜を
作っていきます。豆や香味野菜にしっかりと味が染み込んでいるので、少し手を
加えるだけでとっても美味しい前菜ができますよ
メインのお料理は、だいたいお肉を食べきってしまってもレンズ豆や香味野菜が
余りますので、それを使いきるための賢いレシピです。フランスではレンズ豆を
煮込みだけでなくサラダとしても良く使うのだそう。
前菜一品目は「レンズ豆のサラダ」。メインのレンズ豆と香味野菜・1/4に切った
ミニトマト・7mm角に切ったきゅうりと赤玉ねぎをボウルに入れ、塩コショウと
レモン汁で味を整えるだけの簡単サラダ。
ボリュームを出したい場合には、ボイルした海老や生ホタテなどを加えてもOK。
盛り付けの際に紫キャベツなどを少し添えると彩りも綺麗です
前菜二品目は「レンズ豆のディップ」。室温にしたクリームチーズにレンズ豆と
香味野菜を1:1の割合で合わせたら、豆を潰すようにしてよく混ぜます。それを
「クネル」というスプーン2本を使う方法で形を整え、レンゲ状の器に乗せたり、
トーストしたバゲットに乗せて、上にピンクペッパーとチャービルを飾ります。
よりなめらかにしたければバーミックスなどにかけても良いそうですよ
前菜三品目は「レンズ豆のサモサ」。サモサとはインドのお料理で、薄~い皮に
じゃがいも・お豆・お肉などを包んで揚げたもの。今日はそれをイメージして、
レンズ豆と香味野菜にカレー粉を加えたものを、春巻きの皮で包みます。
正面から見て菱形になるように皮を置いて手前に具を乗せ、手前からくるくると
巻いていきます。巻き終わり部分に水溶き小麦粉を付けて接着し、両端の生地を
片結びすれば形成完了。あとは皮がきつね色になるまで揚げれば完成です
続いてデザートを作っていきますね。デザートは「Pudding au the Hojicha」。
和風のデザートになりますが、ほうじ茶を使った簡単プリンです。
プリンというと蒸したりオーブンで焼いたりいくつか方法がありますが、今日は
ゼラチンを混ぜて冷やし固めるタイプ。
ほうじ茶を鍋に入れたら熱湯をかけて少し置いておき茶葉を開かせます。そこに
牛乳と砂糖を加えて火にかけ、しっかりめに茶葉を煮だしてから濾します。
漉したものにふやかしたゼラチンを加えてゼラチンが溶けたら生クリームも加え
良く混ぜて、器に注ぎ冷蔵庫で冷やし固めます。
ゼラチンを加える際には必ず火を止めるのがポイントです。火を付けたままだと
ゼラチンの固まる力が弱まってしまうのだそうです
固まったプリンの上に、彩りとしてフルーツを飾ります。今日はいちごを飾って
いますが、柿などの少しねっとりしたフルーツも合いますし、黒蜜やベリー系も
良く合うのだそうで、お好みのものを選んで下さいね
出来上がったお料理をテーブルに飾ります。今日はバレンタインをテーマにした
テーブルコーディネートを披露して下さいました。大人可愛い感じのテーブルで
とっても素敵です
前回はなかったのですが、今日は時間があるのでナプキンの折り方のレッスンも
して頂きました。バレンタインというテーマに合わせて「封筒」という折り方。
とっても簡単にできますが、お花を少し飾ると可愛くなりそうですね
お料理もできあがったので早速試食開始です。画像はテーブルコーディネートの
テーブルに飾られた写真で、実物はもう少し少なめの量が違う食器で提供されて
いましたが、こちらのほうが美しかったので…
前菜にはレンズ豆を使った3品。レンズ豆のサラダ、レンズ豆のディップ、レンズ
豆のサモサです。使っている材料は同じなのに、少し手を加えるだけで、食感も
味もまったく違うものになっていて、目から鱗のレシピでした
メインは豚肉とレンズ豆の煮込み。塩コショウだけのとってもシンプルな味付け
ですが、お肉・香味野菜・豆・ブーケガルニからそれぞれ出た旨味が染み込んで
いるので、とっても美味しく仕上がっていました
特にお肉が全然パサパサになっておらずしっとりしていて、本当に美味しかった
のがびっくりしました。食べる時に岩塩やマスタードを添えても良いそうです
デザートはほうじ茶のプリン。ほうじ茶をしっかりと煮出して香りを引きだして
いるので、さっぱりしていながらも風味がありとても美味しかったです。今日は
いちごを合わせていますが、黒蜜がとっても良く合いそうでした
ランチタイムに行われる1時間半の短いレッスンでしたが、内容はいつもご自宅で
行われているレッスンに引けを取らない、とても素晴らしいレッスンでした
今後も年に1~2回くらいは、こちらのカフェでのレッスンがあると嬉しいです
での出張レッスンです
前回のレッスンが好評ですぐに満席になりキャンセル待ちも10名以上も出ていた
ため、人気コーナーと判断されたようですぐに次のレッスンが決まりました
今回も予約が取りづらいことが予想されたので、私は予約開始と同時にカフェに
電話をして予約させて頂きました
今日はお豆をつかった煮込み料理メインにして、そこで出来上がったものを少し
リメイクした前菜を3種類と、ちょっと和風なデザートを作ります
こちらのレッスンはいつものご自宅でのレッスンとは違って、中央のキッチンに
先生が立ってのデモンストレーション形式。
まずはメイン料理から作っていきます。メインは「Petit sale aux lentilles」。
パリから特急で3時間ほどのフランス中部にあるオーベルニュ地方の郷土料理で、
塩漬けの豚肉(プティ・サーレ)を使った煮込みものです
お肉は豚肩ロースがお勧めですが、スペアリブや肩ロースでも出来るそうです。
塩漬け肉に近づけるため、事前にお肉の全面に塩をすりこんで30分~1時間ほど
置いておくと良い味に仕上がります
一緒に煮込む香味野菜は人参・セロリ・玉ねぎ。いずれも7mm角程度にカットし
みじん切りにしたニンニクと一緒にオリーブオイルをひいたフライパンで炒めて
香りが立ったら白ワインを加えてアルコールを飛ばします。
香味野菜やお肉と一緒に煮込むのがレンズ豆です。日本ではあまり使われないの
ですが、オーベルニュ地方の特産品で、とても古くからある豆なのだそうです。
メガネなどに使われるレンズという言葉ですが、この豆に形が似ていることから
そう呼ばれるようになったそうですよ
レンズ豆は水で戻したり下茹でする必要がない、とっても使いやすいお豆です。
香味野菜を炒めたお鍋の中に豚肉・さっと水洗いしただけの乾燥レンズ豆・水・
ブーケガルニを加えたら、沸騰してから弱火にして40~50分煮込むだけ。
旨味や水分を逃がさないためには、ルクルーゼやストウブなどの蓋の重いお鍋を
使うのが良いのだそうです
レンズ豆が乾燥ではなく水煮しかなかった場合には、レンズ豆以外の材料を先に
20分ほど煮込み、そこに水煮レンズ豆を入れて、残りの時間煮込むそうです。
煮込み終わったら塩コショウで味を整えるだけのシンプルなお料理です。食べる
その日に作るのではなく前日に作って置いておくと、味がさらに染みるとか
続いてメイン料理で煮込んだレンズ豆と香味野菜を使って、3種類の簡単な前菜を
作っていきます。豆や香味野菜にしっかりと味が染み込んでいるので、少し手を
加えるだけでとっても美味しい前菜ができますよ
メインのお料理は、だいたいお肉を食べきってしまってもレンズ豆や香味野菜が
余りますので、それを使いきるための賢いレシピです。フランスではレンズ豆を
煮込みだけでなくサラダとしても良く使うのだそう。
前菜一品目は「レンズ豆のサラダ」。メインのレンズ豆と香味野菜・1/4に切った
ミニトマト・7mm角に切ったきゅうりと赤玉ねぎをボウルに入れ、塩コショウと
レモン汁で味を整えるだけの簡単サラダ。
ボリュームを出したい場合には、ボイルした海老や生ホタテなどを加えてもOK。
盛り付けの際に紫キャベツなどを少し添えると彩りも綺麗です
前菜二品目は「レンズ豆のディップ」。室温にしたクリームチーズにレンズ豆と
香味野菜を1:1の割合で合わせたら、豆を潰すようにしてよく混ぜます。それを
「クネル」というスプーン2本を使う方法で形を整え、レンゲ状の器に乗せたり、
トーストしたバゲットに乗せて、上にピンクペッパーとチャービルを飾ります。
よりなめらかにしたければバーミックスなどにかけても良いそうですよ
前菜三品目は「レンズ豆のサモサ」。サモサとはインドのお料理で、薄~い皮に
じゃがいも・お豆・お肉などを包んで揚げたもの。今日はそれをイメージして、
レンズ豆と香味野菜にカレー粉を加えたものを、春巻きの皮で包みます。
正面から見て菱形になるように皮を置いて手前に具を乗せ、手前からくるくると
巻いていきます。巻き終わり部分に水溶き小麦粉を付けて接着し、両端の生地を
片結びすれば形成完了。あとは皮がきつね色になるまで揚げれば完成です
続いてデザートを作っていきますね。デザートは「Pudding au the Hojicha」。
和風のデザートになりますが、ほうじ茶を使った簡単プリンです。
プリンというと蒸したりオーブンで焼いたりいくつか方法がありますが、今日は
ゼラチンを混ぜて冷やし固めるタイプ。
ほうじ茶を鍋に入れたら熱湯をかけて少し置いておき茶葉を開かせます。そこに
牛乳と砂糖を加えて火にかけ、しっかりめに茶葉を煮だしてから濾します。
漉したものにふやかしたゼラチンを加えてゼラチンが溶けたら生クリームも加え
良く混ぜて、器に注ぎ冷蔵庫で冷やし固めます。
ゼラチンを加える際には必ず火を止めるのがポイントです。火を付けたままだと
ゼラチンの固まる力が弱まってしまうのだそうです
固まったプリンの上に、彩りとしてフルーツを飾ります。今日はいちごを飾って
いますが、柿などの少しねっとりしたフルーツも合いますし、黒蜜やベリー系も
良く合うのだそうで、お好みのものを選んで下さいね
出来上がったお料理をテーブルに飾ります。今日はバレンタインをテーマにした
テーブルコーディネートを披露して下さいました。大人可愛い感じのテーブルで
とっても素敵です
前回はなかったのですが、今日は時間があるのでナプキンの折り方のレッスンも
して頂きました。バレンタインというテーマに合わせて「封筒」という折り方。
とっても簡単にできますが、お花を少し飾ると可愛くなりそうですね
お料理もできあがったので早速試食開始です。画像はテーブルコーディネートの
テーブルに飾られた写真で、実物はもう少し少なめの量が違う食器で提供されて
いましたが、こちらのほうが美しかったので…
前菜にはレンズ豆を使った3品。レンズ豆のサラダ、レンズ豆のディップ、レンズ
豆のサモサです。使っている材料は同じなのに、少し手を加えるだけで、食感も
味もまったく違うものになっていて、目から鱗のレシピでした
メインは豚肉とレンズ豆の煮込み。塩コショウだけのとってもシンプルな味付け
ですが、お肉・香味野菜・豆・ブーケガルニからそれぞれ出た旨味が染み込んで
いるので、とっても美味しく仕上がっていました
特にお肉が全然パサパサになっておらずしっとりしていて、本当に美味しかった
のがびっくりしました。食べる時に岩塩やマスタードを添えても良いそうです
デザートはほうじ茶のプリン。ほうじ茶をしっかりと煮出して香りを引きだして
いるので、さっぱりしていながらも風味がありとても美味しかったです。今日は
いちごを合わせていますが、黒蜜がとっても良く合いそうでした
ランチタイムに行われる1時間半の短いレッスンでしたが、内容はいつもご自宅で
行われているレッスンに引けを取らない、とても素晴らしいレッスンでした
今後も年に1~2回くらいは、こちらのカフェでのレッスンがあると嬉しいです