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昨日は夏至。一年の中でもっとも日が長く、夜が短くなるころです
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初候である6/21~6/25は「乃東枯る」。
ウグボグサ(乃東)の花が黒ずんでまるで枯れたように見える時期なのだそう。
ウグボグサは古来より薬草として使われてており、花を煎じて飲むと利尿・消炎
作用があるのだとか
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この時期は鮎釣りが解禁されて、鮎料理を見かけることも多くなる時期ですね。
鮎は別名「香魚」ともいわれ、その独特の香りを味わえるのは獲れたてだけなの
だそうで、一度天然の鮎を川原で塩焼きにして食べてみたいものです
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次候である6/26~7/1は「菖蒲華さく」。
菖蒲の花が咲くころだそうですが、温暖化の激しい現代では、もう咲き終わりの
時期に当たりますね。「いずれあやめかかかきつばた」。菖蒲、杜若、花菖蒲と
見分けが難しい植物ですが、どれも美しいことに変わりはありません
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6月末日には夏越の祓が行われます。年初から半年のあいだに溜まった罪や穢れを
落とすため、茅の輪くぐりや人形を使ったなでものをします。
末候である7/2~7/6は「半夏生ず」。
半夏が生えはじめるころです。夏至から数えて11日目を半夏生と言い、田植えを
終えた農家の休息日でした。
7月に入ると京都では夏の風物詩である祇園祭が1ヶ月間かけて行われます。メイン
となる宵山(17日)には、全国各地からたくさんの人が集まって賑わいます
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