明後日は白露。朝晩の大気が冷えはじめ、葉の上などに露を結ぶころ。
初候である9/8~9/12は「草露白し(くさのつゆしろし)」。
葉や草の上に結ばれた露が白く光って見えるころです。別の記事で詳しく書くつもりでいますが、9/9には重陽の節句があります。秋の草花達が美しく咲くころでもありますね
萩・すすき・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗の7種類は秋の七草と呼ばれており、万葉集にも歌われています
次候である9/13~9/17は「鶺鴒鳴く(せきれいなく)」。
セキレイが鳴き始めるころです。あまり目立つ鳥ではないので普段は気づかない小鳥ですが、実は日本書紀にも登場するほど、昔から親しまれている鳥です
この時期は梨やぶどうが旬を迎えます。夫の親族で果樹園を経営しているお家があるのですが、夫と結婚してからは毎年この時期に何度かお伺いして、美味しい梨やぶどうを買ってきたり、親しい方にお送りしたりしています
末候である9/18~9/22は「玄鳥去る(つばめさる)」。
春に南方から渡ってきたツバメが、冬を迎える前に暖かい土地を目指して日本を去る時期です。春に軒下に巣を作って可愛らしい子育てを見せてくれたツバメとしばしのお別れ。また来年の春に来てくれるのを楽しみに待ちましょう
この時期に美味しいのは秋ナス。「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉がありますが、その意味には3つの説があるとか
・秋茄子は特に味が良いので嫁に食べさせるのはもったいない
・秋茄子は水分が多く体を冷やすので大切な嫁に食べさせるのは良くない
・秋茄子は種子が少ないので子宝に恵まれなくなる
2番目以外はあまり嬉しくないですねぇ