株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

究極のオシュレーターを追加

2005-06-26 22:46:15 | 株に出会う
これまで主に相場の買いエネルギーの蓄積状態と、それが解き放たれる時期の特定を何とかものにできないかと苦心してきたが、ラリーウィリアムズの本の原点に返って、究極のオシュレーターの算出数式がたまたまネットで見つかったので、それを今のエクセルに組み込んで検証してみた。

ウィリアムズは、究極のオシュレーター値が、買いならば30%以下で、売りならば50%以上でのダイバージェンシー(価格が下がっているのに、オシュレーター値が上がること、またはその逆)が起きたものでないと有効ではないといっている。実際に新興市場の変動幅の大きな数十銘柄で検証してみたところ、多少の幅を持って運用できることを確認できた。この値の凄いところは、ウィリアムズも言っているように、明日の動きが(テクニカル分析値として)1日前に読めることである。

この新たな値(OSC値という)と、これまでの私独自(?)の乖離幅(マイナスほど買い条件)と、OSCの算定の元となる真の安値、真の高値から算出した実変動幅を利用した累計指標値、それとウィリアムズも評価しているRSI(コンバージェンスも含む)を組み合わせることで、より買い時の精度が高まり、かつ、売り時の判断についても特にOSCのダイバージェンシーを参考にすることで、ある程度判断できそうである。

もちろん、ウィリアムズも最初に断っているように、オシュレーターの最大の欠点は、7日平均のオシュレーターであれば、3.5日から9日間の波動しか捉えられない、というテクニカル分析の理論上の弱点を持っていることはよく承知しておかねばならない。

明日からは、この新しい手法により明日の注目銘柄を選定し、実際の市場の動きに合っているかどうかを検証し、追加のチューニングの余地があるかどうかを見ていきたいと思っている。

どなたか、既にこの指標を運用されている方がいれば、どのような結果を得ているか、また市場特性に合わせたどのようなチューニングが有効か等、教えて頂ければ助かります。
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明日の注目銘柄(6.27.05)

2005-06-26 11:08:29 | 明日のモニタリング銘柄
明日27の注目銘柄は下記の通り。

1.4824メディアシーク

  4月18日以来の指数好転。RSIも34とまずまず。乖離ゼロ。266K~271Kで。

2.2766日本風力開発

  そろそろ指数条件が整ってきた。明日から明後日での反撥に注意。RSIが前回反発時より59とまだ高いので注意。

3.2411ゲンダイエージェンシー

  また21日の水準まで近づいてきた。430K近辺まで押すようだと買い。

4.4797ICF

  ここ3日間ほど調整が入ったが、乖離-2K、指数は17日終値より良い。再度反騰するかもしれないので注意。朝、356Kを一気に抜いていくようだと買いか。

5.9399新華ファイナンス

 ここのところ出来高が細っているが、乖離幅-9K。指数は4月18日段階と同じ。RSIはまだ34と少々高いが、反撥の条件は揃ってきている。大きな売り板が毎日下がってきて蓋をしているようだが、そろそろ反騰するかもしれないので板に注意。筆者は金曜日277Kで指したが出来なかった。

6.6726OHT

 コメルツへの第三者割り当て増資に嫌気して乱高下しているが、指数は20日より改善。乖離幅も+1Kなので200Kに近づいたところからの反撥を見定めて買いか。

7.9424日本通信

 この株、指数がある水準までくると反撥している。その経緯からすると明日は反撥日。190Kを切れば買い。192Kを上回って上昇するならそのまま買い。最近出来高細り値動きがおとなしいので注意。

8.5541大平洋金属

 久しぶりに1部上場の株に注目。乖離幅-6円。指数条件もまずまず。そろそろ反騰に注意。

9.4794タカラバイオ

 ついにRSIが20まで落ちた。3月11日以来である。乖離は+3K。指数条件は22日よりちょっと悪い程度。しかし、この3月11日以来のRSIの下落ということを重視し、480K~483Kの間で始まれば買いの手か。

その他、持ち株の4290プレステージの反転。また下げてきた4819デジタルガレージの下げ見極めからの反転。少し押してきた2314レントラックの小反発狙い。減益決算で落ちた3740フレームワークスの反転、4281DACのそろそろの反転、等が注目点。

追伸:2409ネクストジャパン、先日の注目銘柄に入れて予測が狂ったが、この株の留意点は、分割3日前に260Kの最高値を付けていること。(分割権利最終日は238Kで終わっている)そして、子株環流時点(20日)の終値が254K。23日に224Kまで押されたが、これは分割前の高株価での購入者が、一気に利益(損失)確定の動きに走ったものと思われる。通常、分割発表から権利最終日にかけては結構下げるものだがこの株は上げ続けてきた。このような特殊要因があるので、もう少し利益確定の動きを見守る必要があるが、テクニカル条件は整ってきている。今週の動きに注意。上げるときは一気に上げる可能性がある。
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