明日の注目銘柄（１０．１３．０５）

いや～、９３９９新華ファイナンスは見ものでしたね。後場また特売りで始まりましたが、これは前場を見ていない方々が、昼休みに携帯か何かで見て、また下がっているので泡を食って成り売りを入れたためでしょうね。筆者は、そこからの反転を確認して、５８１００円で買ったのは良いのですが、最初の上げ節目の６０５００円で売ってしまいました。その後下げたので正解かと思いましたが、あれあれと言う間にストップまで行きました。馬鹿なことにそのストップでまた買ってしまいました。いや～、電光石火とはこのことを言うんですね。全く魅せられたように買いました。そしたらすぐにストップがほどけて、－２０００円くらいになったときは失敗したかなぁと思ったのですが、引けにまたまたストップを良く付けてくれました。

一度反転さえすれば、容易には元には戻らないという良いサンプルでしたね。２回目の買い時は失敗ですが、これも今後の教訓です。

もう１つの２７６３ＦＴコミュニケーションズも押しに押されていた銘柄でしたが、まさかのストップ高です。今度は２０番目くらいに買いを入れましたが駄目でしょう。引けの１５分くらい前までは４１０Ｋあたりでうろうろとしていましたので、のんびりと構えておりました。５０Ｋ高が今日のストップであることを放念しておりました。これも反省。

８９１４エリアリンクは最初に２１６Ｋまで届いたときに売りました。＋９Ｋ。この値段の株にしては、これ以上の上げはないと思ったからです。明日また様子見ながらの仕切直しでも良いかと。

という訳で、全体の新興市場は湿っていたようですが、今日はなかなかに刺激的な相場展開でした。

そこで、今日のような刺激的な銘柄を選ぶために明日の注目銘柄です。

１．９３９９新華ファイナンス　△

　言うまでもなく完全に脱しました。やはり５８Ｋ前後で大口の売りが途絶えたようです。明日の上げ目安は６９Ｋにおいています。今日の出来高からして何とか可能でしょう。夕方発表で上方修正です。△から○に変えます。　今日こんな発表があるとは知りませんでした。後場も特売りで始まったので、情報管理は結構しっかりしていたのでしょうが、後場に６０Ｋの６００枚ほどの大きな売り板をパクリと食べた方は、何か特別の「消化薬」でもお持ちだったのでしょう。

２．４２８６レッグス　▲

　ＭＭ銘柄で９月８日に３１万円も上げたことで有名。販促グッズの企画制作を行っている会社ですが、増益率が大きいとのことで買い上がりました。しかし、その後はよく見られるように凋落の一途です。それでも、世の中の摂理と言いましょうか、一度に消えてなくなるものでもなく、１週間ほど前に少し息を吹き返しました。今日で、筆者のつけている指数値が８月９日段階まで下がっております。もう１回だけ息を吹き返すとすれば明日あたりですので、一応ご注目を。人間の習性で一度博打を経験し、甘い汁を吸った方々は、必ずその株の行く末を監視しております。これは人間の性というものでしょう。そうした方々が明日参集すれば、ＭＭだけに少々慎ましやかな賭場がまた開かれることでしょう。素人の方は基本的には参加しないのが身のためですが、もし気がかりなら、明日かなり下げてこれ以下は？？、という水準（７１５Ｋか７００Ｋ－直近の安値です。）まで待ってから手を出すのが良いかと思います。これなら大きな怪我はないかと。ビジネスコンセプトなるものをＨＰで見ましたが、さっぱりイメージが湧きません。どうも鉛筆一本で商売をしている会社のようです。別に悪い訳ではありませんが、クライアントを惹きつけるものは何かという点があまりはっきりとしないのは少々気になります。社長メッセージには、夢、目標、努力、誠実、勇気、情熱、愛情、挑戦、信頼、思いやり、謙虚、素直といった言葉が、経営にとって非常に大切とありますが、これはこれで、ＭＭ銘柄のお行儀の悪さに比べて少々美しすぎます。筆者など恥ずかしくてとても吐けません。

３．４３２０シーエスアイ　△

　２００Ｋ割れは、３月末に筆者が２９９Ｋで引けで成り売りして以来です。ＭＳＣＢをこの２月に発行しているので、筆者はお近づきにはなりたくないのですが、ＲＳＩも１１％です。その場合、過去も一応の小反発がありました。電子カルテでたまに脚光を浴びるときは、ＭＳＣＢの転換が終わった後なのでしょう。明日あたりがそうだとは申しませんが、ぼちぼち動きがあるのであれば、３月の仇を取らねばとの思いから注目です。このあたりの感慨は筆者だけのこだわりですのでお聞き流し下さい。

電子カルテが急激には普及しない理由を、筆者はこの１年かけて良く理解しております。 従って、業績期待はしておりません。しかし、いずれは統合化された電子カルテが高齢者社会を救うであろうこともこれまた事実です。良い方向での標準化の推進を業界に期待しております。これ真面目な要望ですが、それとこの会社の株価との因果関係は全く不明です。

＜＜その他＞＞

　Conv.--コンバージェンスの意。反転サイン
　ＯＳＣ--究極のオシュレーター値
　　（目安は、２０～３０％で買い、５０～６０％で売り）
　乖離幅--マイナスが大きいほど上げ余地が大

【売られすぎ・下げ止まりからの反発で注目】

・３７５４エキサイト（ＯＳＣ２６％、ＲＳＩ２４％－Conv.、指数値９月２９日段階）
・７７４９メディキット（ＯＳＣ２４％-Conv.、ＲＳＩ２８％-Conv.）
・４７７７ガーラ（ＯＳＣ２９％-Conv.、ＲＳＩ４３％同値、乖離幅＋２Ｋ）
・２３８４ＳＢＳ（ＯＳＣ２７％、ＲＳＩ１９％、乖離幅ゼロ。）
・４３１２サイバネット（ＲＳＩ３１％-Conv.、乖離幅－２Ｋ、ＯＳＣは４６％）

【順張り銘柄】

・９３７８ワールドロジ
　もう一段くらいの上げはあるかも知れません。まだＲＳＩは２７％、ＯＳＣは＋１％の５４％です。


以上です。株はやはり狙いを付けた銘柄が、上がっても下がっても出来高を伴って動いてくれないと面白くないですね。この点では、明日の注目銘柄は若干役不足かも知れませんが、そうそう毎日のように穴株を見つけることは、筆者の能力を超えておりますので悪しからず。それでは皆さん今晩も良い眠りを。

前場はエリアリンクのみ

前場は、昨日売り失敗した８９１４エリアリンクを２０７Ｋで買い戻しました。２０３Ｋで始まっているので、そこで買えば良いものをこれがなかなかできないものです。昨日でＯＳＣも＋２％の２９％で、ＲＳＩも＋３％の１７％で明らかに反転しているのに、どうしても様子を見てしまい、目の前の売買の動きに気を取られてしまう訳です。
この大きな流れの中で、その日の動きを見ることがまだまだ修行不足です。

この銘柄、完全に上昇モードですので、今日こそ買い増しこそすれ、売らないように気を付けたいと思っております。２０７Ｋで追加買いを指しておりますが、果たして降りてくるか。

もう１つの狙っていた２７６３ＦＴコミュニケーションズも、いきなり１１Ｋ高で始まってしまい、その時点でのＯＳＣはエリアリンク同様に、ダイバージェンスしておりましたので、やはり寄り買いで躊躇してしまいました。

それにしても、９３９９新華ファイナンスは、いったいどこからあれだけの売り玉が出てくるのでしょう。分割に乗じて、どちらかの大口が投げか、利益確定売りに入ったのかも知れません。これだから、新興市場でのトレーディングはあまり中長期では考えられないと思っております。我々弱小個人投資家は、大波に翻弄される小舟もいいところですから。しかしこの株、前場終了でＯＳＣも３２％とわずかにコンバージェンスしております。ＲＳＩは１６％のままですが、ひょっとすると後場に切り返すかも知れません。６０Ｋ越えで安定すると明日以降は底値買いの動きが本格化するかも知れませんので引き続き注目。

この株、ロックアップは４月２５日に解除されておりますが、その時の株価は１０～１１万でした。上場時の初値が５４Ｋです。公募価格が約５８Ｋです。つまり、前場終了時の５８Ｋという価格は、これ以下で売ればＶＣなど新華ファイナンスに投資した会社は、１年を経ても、市場では全く儲からない値段となります。良く解釈すれば、ロックアップ解除後これまでかかって、ＶＣの売りがほぼ終了したと思えます。当然、５８Ｋ以下で新華に投資しているでしょうから、投資効率が悪くなっているだけでマイナスにはなっていないと思います。いずれにしても、株価がここまで落ちるまで指をくわえて傍観していたＶＣがいたとは思えません。
ということで、大口さんの売りは一応峠を越したのではないでしょうか。