後場は、リサ、レーサムといった不動産銘柄に買いが入ったようですが、それ以外にはこれといった買い銘柄が見つからず、引けにかけての動きで、9399新華ファイナンスと2788アップルインターナショナルに注目し、アップルのみ237Kで買いました。
アップルは230Kの買いを100枚ほど食われた時は、思わず13日の安値224Kを割ると判断し220Kで待っておりましたが、引けにかけてなんとジリジリと上げ、昨日の安値まで抜いてOSCも+5%の43%と反転しましたので買いました。この株も今回の上昇前の9月16日の指数値より今日の終値の指数値が若干下まわっておりますので、うまくいけば明日以降に反転開始でしょう。9月20日からは出来高を一桁上げながら、第1次の高騰を開始しております。
さて、あまりテクニカルには買い場を迎えたものは少ないようですが、それでもいくつかの銘柄が反転する筈ですので、注目銘柄をスクリーニングしてみます。
1.9399新華ファイナンス ○
引けにかけての動きは見るものがありました。ちょっと届かず買えませんでしたが、明日は、同値もしくはプラスで始まるなら、ここの所の調整を取り戻す動きが期待できそうです。OSCとRSIが共にはっきりと+5%の58%とコンバージェンスしております。また筆者が見ている乖離幅も-1600円と良好です。業績は上方修正されておりますし、情報は確かに不足しておりますが、その分テクニカル指標には素直に反応するのがこの株の良さです。
2.3753フライトシステムコンサルティング △
これは完全に穴株です。その日限りの売買に留めることです。OSCが28%台まで下がってきました。過去ここらあたりまで下げて、翌日、更に押された所からの反発がありますので、一応ウォッチ。出来高が少ないと明日も鳴かず飛ばずですので、その点はご承知おき下さい。業績で買う銘柄ではありません。やっている事業がデジタルコンテンツ関連であること、そしてIP電話での話題性で時々注目されます。しかし、今日のFTコムのように突如下方修正もありえますので、持ちこしは厳禁です。8月の決算説明資料を見ていると楽しく夢のある映像関連の資料が出ておりました。しかし、来期に向けての第1四半期決算ではまだ赤字と、どうも技術先行の会社のようなのです。そこが、ファミリーテレホンの販売会社あがりのFTコムのように、とことん業績だけで株価を落とし込められない所以なのでしょう。筆者は好きですね。こうした技術だけで生きている会社。ところで、その資料に「今後の基本的な営業スタンス」という一項がありました。ちょっと余計なことですが、この会社の特徴がでておりますのでご紹介。
◆仕事をもらいに行くのではなく、先方から相談に来るようにし向けることで、高い付加価値、高い金額の仕事は生まれる。
◆今、当社に必要な事は、映像・メディア業界でブランドになること。
◆今までは「知る人ぞ知る名医のいる病院」だったものを、「世界最先端の治療技術の粋を集めた著名な病院」にすること、それが我々の営業活動。
これはこれは面白い会社です。まさに営業の理想を唱っております。放っておいても有名大病院のように「受診待ち多数」となるのであれば利益を食うだけの営業など不要です。ところが、世の中はいくら名医がいても、知る人ぞ知るであっても、やはりそれなりの認知活動をしなければ、その熱意をお客さんに見せなければ、そして、何よりもお客さんから使い方のノウハウを教えて貰わなければ、モノやサービスは売れないものなのです。そこのところを勘違いして、「技術の日産」や「技術の日立」がどれほど低迷を余儀なくされたことか。そうしたことを知ってか知らずか、ゴキブリぞろぞろ的な営業のあり方をあえて臆面もなく宣言するところに、この会社の将来性とその裏腹の危うさを感じるのは筆者だけではないことが、この会社の曰わく言い難い摩訶不思議な株の動きに表れているようです。
3.6726OHT 未付与
いや~、あのダヴィンチもビックリの中期高騰銘柄です。終値が前日安値をきちっと抜いて終わり続けております。それが9月初めから続いております。今日は何と10Kも上げ、OSCは+1%ですが70%です。過去73%まで付けましたので、上げ余地があるといえばあります。ここまでくると、いつ落ちるか、落ちるときのホルダーの動きがどのようなものか、実に興味津々です。いわば、伸びきったパンツの紐のような株価の動きですので、さらに無理して伸びてパチッと一気に切れるのか、それとも、強壮剤の入った軟膏などを、その弱ってきた紐に塗りたくりながら延命処置を計るのか。不思議なのは出来高が急増しているふしがないことです。とにかくここまでくると予想不可能です。そこで筆者の予想も、これまた史上初ですが、「未付与」としました。
4.4329ワークスアプリケーション ○
地味なパッケージソフト会社ですが、その分株価は堅実な動きをします。今日でOSCは+5%の47%と一歩抜け出ました。RSIは33%のまま。この会社がなぜサイボウズのような派手な上昇をしないのか、それは単体のソフトパッケージの提供が中心だからではないでしょうか。世はネットワークの時代です。人事給与ソフトでナンバーワンだからといって、人口減少社会、在宅勤務など多様化社会では、ネットワーク機能を持たせて変幻自在なASPのようなソフト提供形態が求められるのではないでしょうか。つまり、給与ソフトなら給与係だけが使うのではなく、給与に関係する福利厚生、補助金、交通費などの関連経費のうち、社員個人で申告すべきものをネットワーク化して、社員もデータを自宅からでも遠隔地からでも入力できるような機能をどんどんと発展させねばなりませんが、HPを見る限りそうした製品の説明はありませんでした。これでは急成長は望めませんので、株価も穏当な変化しかしないわけです。もちろんERP(統合業務ソフト)としての成長は着実に進んでいくでしょうから、何もこの会社の未来が暗いわけでなく、むしろドミナントな製品を有する分、かなり有望ですので誤解のないように。
5.5811トヨクニ電線 ▲
この株、昨日見落としておりました。今日一気にOSCが20%伸びましたが、まだ49%です。9月20日の高値1560円が意識されるところまで来ました。住友電工系で光ファイバーに経営資源を集中した会社であることは以前にご紹介しました。NTTの光ファイバーへの投資の集中は見るべきものがあります。しかしPERはまだ10倍以下です。明日もこの調子で上に行くかも知れません。まだ出来高が少ないようです。IDUの十分の一ほどの注目を浴びれば、2000円は楽々突破でしょう。明日は9月中旬の大相場の再来を期待して大穴とします。
6.6774カノープス ○
今日OSCが+6%の39%と急伸し、このところの膠着状態を脱した感があります。一応その道の通の方々の根強い支持がある会社です。しかし、高成長をするようなビジネスモデルではありません。昔のラジオショップのような、ちょっと電気に興味のある少年を惹きつけ、彼らが正月に貯金したお年玉を使って貰うような、そんな素朴なパソコンおたく向けのビジネスです。従って、明日上がるようだと、その日に一応手仕舞ってください。あまり先々を期待して投資してはいけません。静かにそしてこじんまりとこの株を見守ることです。
【順張り銘柄】
・2426ピーアンドピー
OSCが+6%と底を打ち反転した感じ。但し、RSIは80%と結構高いので、出来高が多くないと、再度上値を狙う前に反落があるかも知れませんので注意。
・3734MPテクノロジー
今日調整しましたが、OSCは52%とコンバージェンスしております。まだこの株勢いが持続しております。
【底値からの反発銘柄】
・4755楽天
とりあえず、当面の底からの反転が今日見られたようです。OSCも+6%の34%、RSIも+1%の30%です。そして、乖離幅も-2100円と良好です。筆者はこの株に興味がありません。TBS絡みでどうも旗色が良くないようですが、三木谷さんもここいらで勝負しないとじり貧だと思っているかも知れません。今年1月をピークとする週足の動きを見てください。確実に下落しております。個人的なことですが、楽天でたまに買い物をした後、必ずそのカテゴリーのメールが送られてきます。いちいち購読解除しなければなりません。これは利用者をある意味でバカにしたやり方です。加盟店対策でもいろいろと強引なところがあるのが命取りにならなければよいかと。
・4842USEN
これも楽天と同じ、今回の騒動での下落から今日で反転しました。これも楽天と同様な理由で筆者好みの銘柄ではありませんが、OSCは+7%の32%、RSIも+4%の28%ときれいに反転しております。
・6875メガチップス
任天堂向けが75%を占める特定顧客用LSIのファブレスメーカー。携帯電話やデジカメ向けの低迷の影響をうけて、下げ続けておりますが、今日で何とRSIは9%まで落ちました。OSCも25%です。明日は更にさげて1190円あたりまで下げるなら、そのあたりが底かも知れません。週足では周期的な値動きをしている会社です。半導体需要のサイクルとよく似ております。
・1518三井松島
これも最近低迷しておりましたが、今日はOSCが+7%の51%と大きく反転しました。やっと低迷期を脱したようです。明日も注目を集める可能性が大です。当面は、230円程度への反発を期待。5480冶金工業や、5541平金もこれと同様に反発気配なので注意。
アップルは230Kの買いを100枚ほど食われた時は、思わず13日の安値224Kを割ると判断し220Kで待っておりましたが、引けにかけてなんとジリジリと上げ、昨日の安値まで抜いてOSCも+5%の43%と反転しましたので買いました。この株も今回の上昇前の9月16日の指数値より今日の終値の指数値が若干下まわっておりますので、うまくいけば明日以降に反転開始でしょう。9月20日からは出来高を一桁上げながら、第1次の高騰を開始しております。
さて、あまりテクニカルには買い場を迎えたものは少ないようですが、それでもいくつかの銘柄が反転する筈ですので、注目銘柄をスクリーニングしてみます。
1.9399新華ファイナンス ○
引けにかけての動きは見るものがありました。ちょっと届かず買えませんでしたが、明日は、同値もしくはプラスで始まるなら、ここの所の調整を取り戻す動きが期待できそうです。OSCとRSIが共にはっきりと+5%の58%とコンバージェンスしております。また筆者が見ている乖離幅も-1600円と良好です。業績は上方修正されておりますし、情報は確かに不足しておりますが、その分テクニカル指標には素直に反応するのがこの株の良さです。
2.3753フライトシステムコンサルティング △
これは完全に穴株です。その日限りの売買に留めることです。OSCが28%台まで下がってきました。過去ここらあたりまで下げて、翌日、更に押された所からの反発がありますので、一応ウォッチ。出来高が少ないと明日も鳴かず飛ばずですので、その点はご承知おき下さい。業績で買う銘柄ではありません。やっている事業がデジタルコンテンツ関連であること、そしてIP電話での話題性で時々注目されます。しかし、今日のFTコムのように突如下方修正もありえますので、持ちこしは厳禁です。8月の決算説明資料を見ていると楽しく夢のある映像関連の資料が出ておりました。しかし、来期に向けての第1四半期決算ではまだ赤字と、どうも技術先行の会社のようなのです。そこが、ファミリーテレホンの販売会社あがりのFTコムのように、とことん業績だけで株価を落とし込められない所以なのでしょう。筆者は好きですね。こうした技術だけで生きている会社。ところで、その資料に「今後の基本的な営業スタンス」という一項がありました。ちょっと余計なことですが、この会社の特徴がでておりますのでご紹介。
◆仕事をもらいに行くのではなく、先方から相談に来るようにし向けることで、高い付加価値、高い金額の仕事は生まれる。
◆今、当社に必要な事は、映像・メディア業界でブランドになること。
◆今までは「知る人ぞ知る名医のいる病院」だったものを、「世界最先端の治療技術の粋を集めた著名な病院」にすること、それが我々の営業活動。
これはこれは面白い会社です。まさに営業の理想を唱っております。放っておいても有名大病院のように「受診待ち多数」となるのであれば利益を食うだけの営業など不要です。ところが、世の中はいくら名医がいても、知る人ぞ知るであっても、やはりそれなりの認知活動をしなければ、その熱意をお客さんに見せなければ、そして、何よりもお客さんから使い方のノウハウを教えて貰わなければ、モノやサービスは売れないものなのです。そこのところを勘違いして、「技術の日産」や「技術の日立」がどれほど低迷を余儀なくされたことか。そうしたことを知ってか知らずか、ゴキブリぞろぞろ的な営業のあり方をあえて臆面もなく宣言するところに、この会社の将来性とその裏腹の危うさを感じるのは筆者だけではないことが、この会社の曰わく言い難い摩訶不思議な株の動きに表れているようです。
3.6726OHT 未付与
いや~、あのダヴィンチもビックリの中期高騰銘柄です。終値が前日安値をきちっと抜いて終わり続けております。それが9月初めから続いております。今日は何と10Kも上げ、OSCは+1%ですが70%です。過去73%まで付けましたので、上げ余地があるといえばあります。ここまでくると、いつ落ちるか、落ちるときのホルダーの動きがどのようなものか、実に興味津々です。いわば、伸びきったパンツの紐のような株価の動きですので、さらに無理して伸びてパチッと一気に切れるのか、それとも、強壮剤の入った軟膏などを、その弱ってきた紐に塗りたくりながら延命処置を計るのか。不思議なのは出来高が急増しているふしがないことです。とにかくここまでくると予想不可能です。そこで筆者の予想も、これまた史上初ですが、「未付与」としました。
4.4329ワークスアプリケーション ○
地味なパッケージソフト会社ですが、その分株価は堅実な動きをします。今日でOSCは+5%の47%と一歩抜け出ました。RSIは33%のまま。この会社がなぜサイボウズのような派手な上昇をしないのか、それは単体のソフトパッケージの提供が中心だからではないでしょうか。世はネットワークの時代です。人事給与ソフトでナンバーワンだからといって、人口減少社会、在宅勤務など多様化社会では、ネットワーク機能を持たせて変幻自在なASPのようなソフト提供形態が求められるのではないでしょうか。つまり、給与ソフトなら給与係だけが使うのではなく、給与に関係する福利厚生、補助金、交通費などの関連経費のうち、社員個人で申告すべきものをネットワーク化して、社員もデータを自宅からでも遠隔地からでも入力できるような機能をどんどんと発展させねばなりませんが、HPを見る限りそうした製品の説明はありませんでした。これでは急成長は望めませんので、株価も穏当な変化しかしないわけです。もちろんERP(統合業務ソフト)としての成長は着実に進んでいくでしょうから、何もこの会社の未来が暗いわけでなく、むしろドミナントな製品を有する分、かなり有望ですので誤解のないように。
5.5811トヨクニ電線 ▲
この株、昨日見落としておりました。今日一気にOSCが20%伸びましたが、まだ49%です。9月20日の高値1560円が意識されるところまで来ました。住友電工系で光ファイバーに経営資源を集中した会社であることは以前にご紹介しました。NTTの光ファイバーへの投資の集中は見るべきものがあります。しかしPERはまだ10倍以下です。明日もこの調子で上に行くかも知れません。まだ出来高が少ないようです。IDUの十分の一ほどの注目を浴びれば、2000円は楽々突破でしょう。明日は9月中旬の大相場の再来を期待して大穴とします。
6.6774カノープス ○
今日OSCが+6%の39%と急伸し、このところの膠着状態を脱した感があります。一応その道の通の方々の根強い支持がある会社です。しかし、高成長をするようなビジネスモデルではありません。昔のラジオショップのような、ちょっと電気に興味のある少年を惹きつけ、彼らが正月に貯金したお年玉を使って貰うような、そんな素朴なパソコンおたく向けのビジネスです。従って、明日上がるようだと、その日に一応手仕舞ってください。あまり先々を期待して投資してはいけません。静かにそしてこじんまりとこの株を見守ることです。
【順張り銘柄】
・2426ピーアンドピー
OSCが+6%と底を打ち反転した感じ。但し、RSIは80%と結構高いので、出来高が多くないと、再度上値を狙う前に反落があるかも知れませんので注意。
・3734MPテクノロジー
今日調整しましたが、OSCは52%とコンバージェンスしております。まだこの株勢いが持続しております。
【底値からの反発銘柄】
・4755楽天
とりあえず、当面の底からの反転が今日見られたようです。OSCも+6%の34%、RSIも+1%の30%です。そして、乖離幅も-2100円と良好です。筆者はこの株に興味がありません。TBS絡みでどうも旗色が良くないようですが、三木谷さんもここいらで勝負しないとじり貧だと思っているかも知れません。今年1月をピークとする週足の動きを見てください。確実に下落しております。個人的なことですが、楽天でたまに買い物をした後、必ずそのカテゴリーのメールが送られてきます。いちいち購読解除しなければなりません。これは利用者をある意味でバカにしたやり方です。加盟店対策でもいろいろと強引なところがあるのが命取りにならなければよいかと。
・4842USEN
これも楽天と同じ、今回の騒動での下落から今日で反転しました。これも楽天と同様な理由で筆者好みの銘柄ではありませんが、OSCは+7%の32%、RSIも+4%の28%ときれいに反転しております。
・6875メガチップス
任天堂向けが75%を占める特定顧客用LSIのファブレスメーカー。携帯電話やデジカメ向けの低迷の影響をうけて、下げ続けておりますが、今日で何とRSIは9%まで落ちました。OSCも25%です。明日は更にさげて1190円あたりまで下げるなら、そのあたりが底かも知れません。週足では周期的な値動きをしている会社です。半導体需要のサイクルとよく似ております。
・1518三井松島
これも最近低迷しておりましたが、今日はOSCが+7%の51%と大きく反転しました。やっと低迷期を脱したようです。明日も注目を集める可能性が大です。当面は、230円程度への反発を期待。5480冶金工業や、5541平金もこれと同様に反発気配なので注意。