今日のブログで、何故4340シンプレクス・テクノロジーが上げて寄っていたのか疑問に思っている旨書きましたが、その理由がコメントをお寄せ頂いた中村主税様の情報で分かりました。実は昨日中間決算の上方修正をしておりました。経常利益、純利益ともに50%を越える上方修正です。通期は据え置いておりますが、これもリアルタイムトレーディングツールの売上・利益見通しが新サービスであるため見極めがつかないとの理由ですが、このツール、筆者も非常に興味があります。今は限られた情報をリアルタイムにダウンロードしながら、銘柄毎にいわば一枚一枚めくりながら、目で見て判断しております。これが200銘柄を越えるので、どうしても漏れがあります。同時に監視しているのは10銘柄程度ですので、もっと自動的にウォーニングを出してくれると楽です。また、他のテクニカル指標などもカストマイズしながら複合的に判断をすればもっと精度が上がるのではないかと思っております。
多分、このツールは証券会社向けに提供するものでしょうが、それがその証券会社に口座を持つ投資家にも開放されるものであれば、内容によってはこれは証券会社が口座を増やすための強力なツールになるかも知れません。
シンプレクス・テクノロジーにあえて期待する理由は、今回の上方修正の記事にもありましたが、シンプレクス・ライブラリが利益を押し上げているという、この会社独自のソフトの開発方式があります。つまり、定評あるソフトのコンポーネントを自社の著作物とし、それを使って効率よく高性能なソフトを開発するという、いわばソフト開発の理想を支えるものです。これをドンドン増やせば、他のソフトハウスはもとより太刀打ちできません。未だに人工計算による一品料理でバグの多いソフトを一から開発し、クライアントのわがままな仕様変更に突貫工事で付き合い、その結果、ジャスダックのような公共性の高いシステムまでもが、思わぬトラブルに見舞われてしまうという後進性が、この業界が引きずっている負の遺産だからです。前にも触れましたが、さらにこの会社は、ソフトの上流工程(コンサルティング)にかかわった技術者が、メインテナンスまでも面倒を見るという、これまた涙がでるような思想を貫いております。その理由がまた泣かせます。メインテナンスをすることで、お客や市場のどこに問題やニーズがあるか見えてくるというものです。その通りです。メンテナンスこそお客様との接点にかかわる最重要の場です。ここにコンサルタントにかかわって、設計をやり、コード作りをやって完成までかかわった人間が更に責任を持つこと、こうでなくては情報化社会を支えるソフトウェアの基盤がいつまで経っても危ういものになります。最近は脆弱な部分から先に開発をし、問題をつぶし開発効率を上げるという手法も海外を中心に出てきておりますが、これはあくまで開発効率を上げるという段階に留まったものです。それ故の限界もあります。
ちょっと長くなってしまいましたが、見る目がある方なら、この会社の将来性をもっと高く買うでしょう。金子社長のビジネスに対する考え方も信頼できるものがあります。
以上、シンプレクス・テクノロジーに関する追加の補足です。
上方修正発表資料:http://www.simplex-tech.co.jp/pdf/ir/press-release20051026-2.pdf
多分、このツールは証券会社向けに提供するものでしょうが、それがその証券会社に口座を持つ投資家にも開放されるものであれば、内容によってはこれは証券会社が口座を増やすための強力なツールになるかも知れません。
シンプレクス・テクノロジーにあえて期待する理由は、今回の上方修正の記事にもありましたが、シンプレクス・ライブラリが利益を押し上げているという、この会社独自のソフトの開発方式があります。つまり、定評あるソフトのコンポーネントを自社の著作物とし、それを使って効率よく高性能なソフトを開発するという、いわばソフト開発の理想を支えるものです。これをドンドン増やせば、他のソフトハウスはもとより太刀打ちできません。未だに人工計算による一品料理でバグの多いソフトを一から開発し、クライアントのわがままな仕様変更に突貫工事で付き合い、その結果、ジャスダックのような公共性の高いシステムまでもが、思わぬトラブルに見舞われてしまうという後進性が、この業界が引きずっている負の遺産だからです。前にも触れましたが、さらにこの会社は、ソフトの上流工程(コンサルティング)にかかわった技術者が、メインテナンスまでも面倒を見るという、これまた涙がでるような思想を貫いております。その理由がまた泣かせます。メインテナンスをすることで、お客や市場のどこに問題やニーズがあるか見えてくるというものです。その通りです。メンテナンスこそお客様との接点にかかわる最重要の場です。ここにコンサルタントにかかわって、設計をやり、コード作りをやって完成までかかわった人間が更に責任を持つこと、こうでなくては情報化社会を支えるソフトウェアの基盤がいつまで経っても危ういものになります。最近は脆弱な部分から先に開発をし、問題をつぶし開発効率を上げるという手法も海外を中心に出てきておりますが、これはあくまで開発効率を上げるという段階に留まったものです。それ故の限界もあります。
ちょっと長くなってしまいましたが、見る目がある方なら、この会社の将来性をもっと高く買うでしょう。金子社長のビジネスに対する考え方も信頼できるものがあります。
以上、シンプレクス・テクノロジーに関する追加の補足です。
上方修正発表資料:http://www.simplex-tech.co.jp/pdf/ir/press-release20051026-2.pdf