株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

業績も何もあったものではありません

2005-10-14 16:22:11 | 株に出会う
今日は、久方ぶりにトレードなしでした。前場に書いたように狙いがことごとく外れているため、下手に手を出してもろくなことがないと思い、高みの見物と決め込みました。

後で、全体の値動きを見てびっくり。こりゃ相場が分からん筈です。
何と、業績下方修正の4794デザインエクスチェンジ3736コネクトテクノロジーがストップ高ではありませんか。しかも後場からです。まあ、両方とも結構売り込まれてはいましたが、もう少し調整はするのだろうと思うのが正常な神経というものです。

同じ業績不振の6667シコー技研や、3338九九プラスを見てください。ほとんど死にかけた人間に鞭を打つような売り方です。唯一筆者が思いつくのは、DEXといい、コネクトといい、個人投資家に人気があります。それから両方ともネット関連銘柄ということです。そして、ネーミングのセンスが違います。株もいよいよ業績ではなく、また長年培った技術でもなく、イメージや流行のようなものが大いに効くようですね。

今日のストップ高の両者に共通するのは、カタカナ社名ということですが、もう一つ、後場にバカ上げした4776サイボウズ。何と、愚妻が乏しい資金から2つも買ったようです。筆者が横でしょっちゅうこの銘柄のことを呟いていたのが功を奏したようです。この会社もカタカナ名です。しかも、なかなかに親しみやすい名前です。坊主も連想するし、細胞も思いつくし、骨太い語感だし、カタカナ名の形の座りも良い、と良いことづくめのように見えます。出世株にはやはり名前も重要です。

ところで、前日から持ちこしの8942シンプレクスインベストメントは、危機ラインの724Kを何とか死守してくれて735Kで終了し、OSCもRSIも+1%コンバージェンスしましたので来週に期待です。この株が何故にここまでもたついているのか、その原因の一つは、社名の長さでしょうか。カタカナ社名までは良いのですが、とてもお年寄りには発音が不可能な舌を噛みそうな名前です。そのため、筆者が見ているトレードスターという株価表示板には、略してSIAと出てしまいます。故に、筆者の愚妻にシンプレクスインベストメントの値動きについて話しかけても、何と、シンプレクス・テクノロジーと勘違いしていたことが、先ほど分かりました。そういえば、沢山の方々がこの紛らわしい社名を取り違えて、春先に予期せぬ株価の高騰があったりして一騒ぎありましたね。そこで、このような長いカタカナ社名をもつ会社に忠告ですが、省略形の愛称(デックス=DEXとかコネクトとか)を必ず一緒に世に出してください。

このSIAでびっくりしたのは、あのダヴィンチとほぼ同じ社員規模の不動産投資顧問会社ですが、一人あたりの年収がダヴィンチの1108万円より260万円も高いようです。なのに株価がここまで低迷しているのは、多分、「ダヴィ」のようなあの「ダヴィデ」をも連想させる愛称に恵まれていないからでしょう。SIAとしたんじゃ駄目ですよ。毒物の「シアン」や思案のしどころの「思案」しか思い浮かびません。もうこうなりゃ、いっそのこと、「ダヴィデ」に対抗してシンプレクスを短くして「神父」と呼ばせる以外に手だてはありません。そして、そのイメージを世に定着させるさせるためには、神がかり的な手法で株価をドラスティックに上げることしかありません。なお、ついでながら、神父の方がダヴィデより給料が高いというのもどうかと思いますので、このあたりも一考を要します。

ということで、またまた、無駄口を叩いてしまいましたが、今日は金曜日ですので、明日の注目銘柄は、週末にじっくりと今日の反省を踏まえて同じ轍を踏まないように検討してからアップしますのでお楽しみに。
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俊敏な動きに波長があいません

2005-10-14 11:46:24 | 株に出会う
いやはや、新興市場は日替わりメニューというのか、盛衰が激しくてとてもついていけませんでした。

昨日死んだふりしていたので騙されて売った8914エリアリンクが、今日は229Kまで上げ、そこから前場終了では218Kへと急降下。同様に、勢いがなかった2384SBSが今日は、誰かがカンフル剤でも打ったのか、元気満々で一時338Kへと上昇。両方とも、昨日放置しておけば今日の前場の上げで楽勝でした。

それから、まだ完全には死んでいなかった9424日本通信。ここ2-3日は根気よく観察を続けていたのですが、今日から筆者は見放しておりました。ところが、123Kから137Kへの上昇は、一体全体何があったのでしょうか。全く油断も隙もありません。

唯一の持ちこし株の8942シンプレクスインベストメントは、荒い値動きをしながらも昨日の上げの約半分をはき出し、ほぼ買値まで下りてしまいました。

うまく歯車が合えば良いのですが、このように日替わりで上下する場合は、やはり、もう一段階見方を拡げて、その株の相場局面の見極めが大切なようですね。

その意味では、昨日動かなかったからと言って、短兵急にエリアリンクとSBSを切ったのはいかにも性急でした。冷静に見ると両方ともOSCがコンバージェンスして終わっていたのです。もし、昨日前場にこれらの株を買っていなければ、引けに買っておく有力候補だったのです。このようなまずい取引をなぜしてしまったのか?

それは、行動ファイナンス理論に従えば、人は利益が出ているときは早く確定したくなり、損失が出ているときはそのうち上がるとリスク選考になる、という人間が持って生まれた傾向が災いしているようです。(それにしてはシンプレクスインベストメントを昨日21Kのプラスでなぜ売っておかなかったのか。これは単に欲をかいたということ。)

自分の投資スタイルをもっときちんと決め直す必要がありそうです。
シンプレクスインベストメントは、昨日の引けの勢いが今日の寄りではなかったことから、いち早く売却しておくべきでした。しかし、問題は今日どうするかです。この株、全体的な傾向としては、底値圏からの脱出を図っている局面と見ますが、今日の調整が一時的なものかどうかの判断を、11日の安値の724Kを1つの抵抗ラインと定め、引けでこれを上回っていれば保持。下まわっていれば残念ですが、更に下落すると判断し損切り撤退ということにしたいと思います。前場終了段階では、OSCは-1%の41%。RSIはイーブンの33%です。まだかろうじて踏ん張っております。前場の安値721Kまでは、RSIは33%をキープできます。従って、このあたりが今日のこの株の攻防線でしょう。

という訳で、前場はまたまた懲りない繰り返しの「学習活動」のみが唯一の成果でした。人間の脳が過ちを繰り返さないためには、いったい我が身をどうすりゃいいんだろうねぇ~??
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